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「保育士の給料」はいったいどれだけ安いのか
政府は重要政策の一つとして掲げる「待機児童ゼロ」の実現に向けて、保育士の待遇改善を打ち出した。安... 政府は重要政策の一つとして掲げる「待機児童ゼロ」の実現に向けて、保育士の待遇改善を打ち出した。安倍晋三首相は4月26日、「1億総活躍国民会議」の中で2017年度から保育士の月給を2%増に当たる約6000円引き上げる方針を表明した。介護士についても同1万円の昇給を図るようだ。 「保育士の賃金は安すぎる」とはこれまで一般的に指摘されてきたことだ。実際のところはどうなのだろうか。保育士の給料は全国平均で年収323.3万円(平均年齢35.0歳)と、全産業平均の489.2万円(同42.3歳)に比べて確かに高くはない(平成27年度 賃金構造基本統計調査)。というよりも、明らかに「安い」といえる水準だ。 公務員保育士の給料は世間並み以上 一方で、保育士すべての給料が安いかというと、そうでもない。保育所には運営主体によって、地方公共団体が運営する公立保育所と、社会福祉法人や株式会社が運営する私立保育所があ
2016/05/08 リンク