国連事務総長、朝鮮半島の危機は「手に負えぬ状態へ」と警告

北朝鮮との軍事境界線に近い韓国・華川（Hwacheon）で行われた軍事演習の様子（2013年4月1日撮影）。(c)AFP/KIM JAE-HWAN 【4月3日 AFP】北朝鮮が核兵器開発のために国内の核施設を再稼働すると発表したことを受け、国連（UN）の潘基文（パン・キムン、Ban Ki-moon）事務総長は2日、訪問中のアンドラ公国で記者会見し、朝鮮半島の「危機」は制御不能な域に達する恐れがあると警告した。 潘事務総長は「現在の危機はすでに手の届かぬところまで行ってしまった」と述べて各国に冷静な対処を要請するとともに、今後取り得る唯一の手段は交渉だと付け加えた。 また潘氏は、「核開発に関する意見の相違を理由に北朝鮮への攻撃を企図している国はないと確信しているが、一部の国は軍事挑発に断固とした対処をする恐れがある」と述べた。(c)AFP/Giles Hewitt