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自社エリート時代の終わり。大企業が本気で勝てる役員をつくり始めた
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最近、「CEOの後継者をどうつくるか?」や「10年かけて本当に戦える役員をつくる時代になった」といった話を... 最近、「CEOの後継者をどうつくるか?」や「10年かけて本当に戦える役員をつくる時代になった」といった話をグローバルに事業を展開する大企業幹部から聞くことが多くなった。いずれも兆円単位の売り上げがある企業なので、大企業と呼べるだろう。 もちろん、企業は今までも兆円、数万人という規模の組織を率いるCEOやCFOといった経営幹部、取締役たちを安易に選んでいたわけではない。いわゆる「役員レース」は、それはそれで組織「内」におけるグレートゲームであり、組織内でも限られたメンバーによる本気の戦いであった。 しかしながら、安定した事業と、そこから享受できる利益が存在するなかで、その組織に最適化された固有スキルと社内人脈こそが役員になるための必須条件となっていた時代は、過去のものとなるかも知れない。 勝てる役員を本気で模索しはじめた 産業界における破壊的テクノロジーの出現、例えば人工知能研究におけるディ