人気ラッコ「ラスカ」 天国へ 国内最高齢 のとじま水族館：北陸中日新聞Web

海洋動物科長「長い間活躍、悲しいけど感謝」 七尾市能登島曲町ののとじま水族館で人気を集めていた雌ラッコ「ラスカ」が十二日、老衰で死んだ。推定年齢の二十五歳は人間に例えると約百歳で、国内で飼育されたラッコの最高齢記録に並んでいた。長く愛された人気者の死に、飼育員や来場者から追悼や感謝する声が聞かれた。 （中川紘希） ラスカは米アラスカ州生まれの野生個体で、一九九九年四月に四歳（推定）で同館へ。他の三匹とともに一般公開され、かわいらしい見た目が人気を集めていた。水族館は搬入日を誕生日とし、今年四月十五日に国内飼育最高齢を記念し飼育員らが大好物の氷をプレゼントするなど長寿を祝った。同館によると、現在国内の水族館でのラッコ展示は能登島を除くと計四園六匹のみ。珍しさから、遠方から来館する人もいたという。

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