日本武道はまってます 在名古屋ブラジル総領事 レアンドロ・ディアズ・ナポリタノ：中日新聞Web

私はサンパウロ州のアチバイア市で育ち、二〇〇二年よりブラジル外務省に勤めています。一五年に在日ブラジル大使館へ赴任し、教育スポーツ部門の責任者として両国の教育交流の強化に努め、また一六年リオデジャネイロ大会の成果であるブラジルの五輪・パラリンピックのレガシーを日本へ伝えるために尽力しました。 二一年十月に在名古屋ブラジル総領事館へ赴任し、現在副領事として旅券・選挙・軍事部門の責任者を務めています。赴任と同時期に日本人女性と結婚しました。 幼い頃、私は日本の文化、特に百十年以上にわたり両国の友好に貢献している武道に引かれました。私は生まれつき右足に障害があり、そのため義足を付けていますが、十二歳の時に極真空手を始め日本武道への第一歩を踏み出しました。しばらく遠ざかった後、法科大の勉強と外務省入試の受験勉強の支えとして、その哲学に引かれ、合気道の稽古を始めました（現在、四段）。