ジャニー喜多川氏は誰を褒め、誰を「ヤバいよ」と叱ったのか ジャニーズを支えた「育てる力」（全文） | デイリー新潮

ジャニー喜多川氏が堂本剛を怒ったのは1回だけ。一方で堂本光一は、「ユー、ヤバいよ」とばかり言われていた。コンビにもかかわらず、接し方が正反対。 これは、ジャニー氏が「褒めて伸びる人、けなして伸びる人」を見分けたうえで接していたからだ、と解説するのは、『ジャニーズは努力が9割』の著者、霜田明寛氏。自他ともに認める「ジャニーズ好き」でもある霜田氏は、過去の膨大な記事、放送をもとに同書を書き上げた。 前回に引き続き、今回は、ジャニー氏の育成時における接し方の違いについて見てみよう。（以下、特に注の無い引用は同書より。文中敬称略） ■ジャニー喜多川氏は日本一優秀な採用担当者だった ジャニーズを支えた「育てる力」 「育成者というと、誰にでも平等に分け隔てなく接するのが理想、と捉えられがちですが、ジャニー喜多川はそうではないのです。堂本光一はその意図をこう分析します。 『事務所のタレントに対して、“褒