創作者（作者）と作品は分けて考えるべきなのか、に関する雑感 - ジゴワットレポート

SNS等で定期的に回ってくる話題として、「創作者（作者）と作品は分けて考えるべきなのか」というものがある。例えば人気漫画家がSNSで炎上した際に、ハリウッド役者のスキャンダルが報じられた際に、毎度のように挙がる話題だ。 先に私の中での結論から書いてしまうと、「作者と作品は分けて考えるべきである」。しかし、そう簡単にいかないよね、という話を脈略なく書いておきたい。 先日、漫画家・アシスタントの賃金問題がネットを騒がせた。詳細は本題でないのでここでは省くが、その一連の流れに登場した某漫画家が作品をWeb連載中だったこともあり、直後に公開された最新話の公式コメント欄がものすごく荒れる、という出来事があった。 「作者と作品は分けて考えるべき」に準じるならば、そのコメント欄での出来事そのものがナンセンスであり、誰かが「悪い」とするならば、「分けて考えることができないコメント投稿者（読者）」と言えてし

[slinky_dog_s11]

結論はあるけど結論はない！という結論に至りました。

[FUKAMACHI]

とはいえ、百田尚樹先生の本を読む可能性は永遠にゼロ。

[kenken610]

店長が店員に怒鳴り散らかしてる声が聞こえたらメシがまずくなるようなもん

[susahadeth52623]

何度かツイッターで呟いてるが、これは作品を知る（好きになる）のが先か、作者の為人を知る（嫌いになる）のが先かによる。先に作者を知ってそれと切り離して作品を好きになれるほどオレは大人ではない。

[daisukiokane]

キンコン西野の絵本を彼の印象抜きで読むのは逆立ちしても俺には無理。

[nakex1]

「こいつは嫌いだからこいつの作るものはどんなに評判が良くても見ない」とすることはある。「こいつの作るものは駄作」と評価を捻じ曲げるのはむしろ自分の格を下げるような気がするのでしない。

[dmekaricomposite]

そんなあなたに豊崎由美・栗原裕一郎『石原慎太郎を読んでみた』（中公文庫）。石原慎太郎が大嫌いだった豊崎さんが次第に作家としての彼を認めるようになる過程がライブ感満載で面白い。戦後史としても興味深い。

[kowyoshi]

まあそうなんだけど、どうしても「この人アレだな」と思うと単行本とか買わなくなるわよね…雑誌連載は読んでも。連載なくなったら「ざまあ」とも思ってしまって…ああ心が狭い＞作者と作品は分けて考えるべき

[gamekube]

SNSの普及で作り手読み手の壁が薄くなった弊害かなぁ。壁が厚かった時代だと作者の素性や思想はインタビュー等でしか分からず作品は作品としか見ていなかった。

[turanukimaru]

太宰治だって石川啄木だってクソ人間だったと言うか文豪歌人はクソ人間だらけなわけだが。分けるべきなのかでなく何故分けることが難しくなったのかを問うべきでは。私は作品のメッセージを重視しすぎたからと思う。

[shijuushi]

作品を読む/読まないが作者性に引っ張られるのは仕方ない／作者がクソだから作品もクソと評価するのはダメで逆もダメなんだけど、作品もクソで作者もクソと個別に評価するのはありうる。

[filinion]

アシスタントの賃金問題は労働問題であって、単なる作者の人間性の問題を離れていると思う。ナイキが児童労働で靴を作ったことは靴の品質と別の問題だが、それでも買わない理由にはなる。

[NOV1975]

どんな作品か、によるけどね。ネガティブな社会性の話もそうかもしれんけど、たとえば猟奇的な話を書いてる作者がまともな人間だったから萎えた、みたいなようでは意味がわからんから。

[watapoco]

ウディアレンのことと思って開いたら違った。／創作者と作品は分けないのがトレンドになりつつある気が。

[kokoro__chan]

作者には神であってほしいと思うのはファンの傲慢だろうなあ

[teruyastar]

創作者は世界を作り出す立場だからこそ、自らの作品を語ったり、政治、社会問題、思想についてしゃべらない方がいいんだよね。それは作品のいろんな登場人物の１人が語るべきことなので。

[rurisizimi]

純文学は作者の背景知って読むのと、知らずに読むのとで作品の印象がガラッと変わることがあるから、どちらがいいともいえないなぁ

[toronei]

今時の作品が作者のパーソナリティ無視して、世の中に流れてることなんて無いんだから、こんな話は前世紀まででおしまいよな。

[atoh]

『一杯のかけそば』騒動を思い出す。悪党役の役者がプライベートで悪く言われたってよく聞くので、そんな人結構いるんだろうな。ただ、思うのとそれを口にするというは全然別の事でそれを混ぜて論じるとぐだぐだ。

[ysync]

金を出すか否かの時には製品だけじゃなく取引相手も見るかな。批評批判は別だし、作者に罵声を浴びせてても作品を貶してるわけじゃないという話は、本人より周辺の方の問題。

[xKxAxKx]

ケースバイケース。例えばヘイトスピーカーみたいな奴がいくら良い作品を作ろうが、読んだり聴いたり見たりしない。

[droparound]

作品自体がその人の目から見た世界である以上、完全に切り分けて考えるのは無理だし、そこに作品の面白さがある。わたしは作者そのものも作品の一部と思って、人としての好ましさを分けて考える方針を取っている。

[metamix]

作者と作品をちゃんと別ける人が偉いのかというと言うほどは偉くないと思うし、自分はその都度ストレスの少ない方の行動を選ぶ。金出してストレスを買う必然性なんてないし素直に消費者すればいいと思う

[japonium]

然んな事受け手の自由だろ。作者が出しゃ張るから揉める問題を受け手に可き論で一元的に何方かへ敷く時点でおかしいだろ。

[sds-page]

とりあえず全員覆面作家からスタートして編集社のOKが出てから素性明かすって事で

[Ikalga]

「作者と作品を分けて考える」って作品に描かれた主義主張が作者の主義主張ではない、って意味だと思ってたんだけど、いつの間に作者がゴミなら作品もゴミ、みたいな話になったの？？

[kotetsu306]

るろうに剣心と児童ポルノ所持は、分けて考えられるんだけどな。るろ剣作中に反映されてる感じがしないから、かな

[karaage]

いや、そんなのケースバイケースな気が…それこそ読者が好きにすれば良いし、作者もビジネス寄りの人ほど読者がどう捉えるか計算して振る舞ってると思う

[o-0-0-o]

作者が生きているうちは不可分ですね。お亡くなりになった後に初めて作品単体として評価されると思います。大体の名作が後年に評価される所以です

[otihateten3510]

「素晴らしい物を作るから素晴らしい人に違いない」という認識を「素晴らしい物を作るから狂人に違いない」に置き換えるだけで生きやすくなると思う。歴史上の大作家を思い浮かべればさもありなんと思えるはず。

[nevar-evol]

自分は分けて考えてる。「ゲーム界隈でやらかして、ネット工作をしているような人間の作品」を、そういった前提条件を知って見た事がある。個人的には面白かった。けどその人間はクズだという事も認めてる

[jet-ninjin]

文学研究みたいに作家について語るのは作家論、1つの作品について語るのは作品論、と分けて考えればいい。

[backstar88]

うーん、メルギブソン嫌いだけどメルギブソンの映画は面白い作品が多いしなあ

[babelap]

避けようも無いのが、作品を通して立ち現れてくる思想性がクズいとき（意図して書いてるとわかればアレだけど、無意識にやってると見えると特に）。まあクズでなくとも、そーいうのが合わない作家のは読まないよなぁ

[wdnsdy]

アイディアが作者というフィルターで漉されて作品が作られている以上は、作者と作品を必要以上に切り離して語るのもなんだかなあと思う

[Alceste]

(私も被害者だが)売れてない当時アシスタントへ友達価格と称して賃金未払い詐欺をしてた漫画家が、爆発的に売れネットで破天荒な人間性まで大人気になってるの見ると、結局才能なんだな…ともにょる。

[aardvark69]

「リトル・トリー」問題。考えた後の意見の表明には気を使って、後は自分が感じたとおりで（ダブスタ有りで）いいんでないかね。

[ohchidani]

テクストとコンテクスト論だね。私は、両者は不可分だと思っている派。芸術論では、作品を純粋にそれ単体で評価しようという試みはこれまで色々あったけど議論では劣勢な印象。作品は作品単体では解釈に限界がある。