川上未映子

10年前に、吉田アミさんと開催したイベントのゲストに来ていただいたのが雨宮さんとの出会い。当時わたしは音楽をやっていて、詩を書いていたけれどまだ小説は書いていなくて、30歳になるかならないかの頃だった。 薄暗い会場で誰が誰かわからないのに、客席の後ろのほうでまあるく浮かびあがるきれいな女の人がいた。座席って暗いし、当日も長丁場だったし、みんなそれぞれリラックスできる姿勢でゆるゆると座っているものだけど、黒い服を着てショートボブの髪型をしたその女の人はひとりだけ異様なほどに背筋がぴんと伸びていて、ほんとうにぴくりとも動かないで、まっすぐ舞台のほうを見つめていた。それが今でも目に焼きついている。登壇されたあとで、それが雨宮さんだとわかった。 それから、ときどきメールをするようになって、たまに電話をするようになった。当時も今も、わたしには電話して話をするような友だちがほとんどいないから、最初に電

[cocoa1127]

追悼文は書く人と書かれる人のためのものであってお前がどんなものを読みたいかなんて知るかよ。失礼な人だな

[ohnosakiko]

＞それがどんなに好きな人であっても、仲良くしたいなとふと思ってしまう人でも、文章を書いて生きている人に、友だちとは言っては(思っては)いけないんじゃないかとそんなふうに感じてしまうところがある。

[a1ot]

「『書いている物がその人』みたいになってくる。その人にとってつまらない本を書けば、自分はその人にとってつまらない人になるような気がするし、駄作を書けば、その人にとって自分が駄目な人であるような気がする

[deztecjp]

id:cocoa1127 非公開ならそれでいいですけど、こうして公開する以上は、批判の無視はよくても、失礼といって批判自体を否定するのは、身勝手かと。川上さんの発信力は、読者の何らかの期待の上に成り立つのでもあって。

[milkmooncake]

川上さんの手によって描かれた雨宮さんもきれいだ

[japan-tama]

"技術も感情も総出で、雨宮さんは書いていたよね。それが何かなのかはわからないけれど、彼女はいつも、彼女が惹かれて振り回されてどうしようもなくて、それでも抗えない強い何かに、尽くしているようにみえました"

[ericca_u]

“きりりとしていて、目がそらせなくて、一生懸命で、強くて、でも臆病で、すごく緊張していて、まっすぐ。それから、雨宮まみっていう名前がすごく好きです。”

[palop]

本筋がそこにないことは理解しつつも「いやいやいや、あんた同業者と結婚して始終一緒におるやん」というツッコミをしたくなった。

[aranoe]

思うところなんか人それぞれでいいと思うんだけど、一番しっくりきた…

[tanayuki00]

「そうすると、お互いの作品を読んで、さらに会って、なんてことは、そのつどにすごいパワーと緊張を強いられることになるから（物書き同士が会えば、作品の話は避けられない）、だんだん会えなくなっていく」