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「セルフ・ダンピング」で苦境に陥るベネズエラの食料輸入事情
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「セルフ・ダンピング」で苦境に陥るベネズエラの食料輸入事情
何ひとつ商品がない冷蔵ケースは見慣れた光景となっているカラカス市内のスーパーマーケット(2016... 何ひとつ商品がない冷蔵ケースは見慣れた光景となっているカラカス市内のスーパーマーケット(2016年 ロイター/Ivan Alvarado) <ベネズエラでは物不足、食料不足が深刻化の一途を辿り、市民による襲撃事件や抗議運動が起きている。その原因は「国が決めた基本食品や日用品を低価格で国民に提供する」という社会主義国家特有の価格統制を、政府の一部の人間が悪用しているからだ> ベネズエラの物不足、食料不足は日に日に深刻さを増し、最近ではお腹を空かせた人々による襲撃事件や抗議運動がベネズエラ中で毎日のように起きています。 なぜベネズエラでは食料が不足するのでしょうか?原因はベネズエラが食料を輸入に頼っていることにあります。では、なぜベネズエラは外貨不足の中でもなお食料の生産よりも輸入を促進し続けるのでしょうか?それは、食料輸入を担う政府の一部の人が、輸入(あるいは輸入をしたふりをすること)によっ