幡ケ谷養護施設長刺殺、近所の子は「信じられない」 - 社会 : 日刊スポーツ

施設長が刃物で刺され、死亡した東京都渋谷区幡ケ谷の児童養護施設「若草寮」は、商店街の近くにあり、買い物客が行き交う現場周辺は騒然とした。近所の子どもたちは「事件があったなんて信じられない」と言い、足早に付近から逃げた。 若草寮は、さまざまな事情で家族と暮らせなくなった子ども30名が生活しており、ホームページによると、ルーツは1935年（昭10）7月にさかのぼる。同年に創設者の山田わか氏が母性保護運動推進のため、財団法人「母を護るの会」を創立後、38年に都水道局より用地を借入れ、母子寮保育園の建設に着手し翌39年に建設した木造2階建ての母子寮・保育園を建設。第2次世界大戦が終戦した45年5月に戦災で施設が焼失し、事業を休止したが、戦後の47年に戸の要請から婦人更生施設「幡ヶ谷女子学園」の事業を始めた。その後、1962年（昭37）4月に老朽化で施設を取り壊しつつ新たな施設を建設し、未婚の母の問