【主張】岡田新代表 マイナスからの再生急げ（1/3ページ）

「安倍自民党としっかり戦う」との言葉を実現できるのだろうか。民主党代表選で、細野豪志氏との決選投票を制した岡田克也氏への問いだ。 正規の代表選となり、長妻昭氏を含む３候補が時間をかけて論争したのは良かった。だが、この国をどうするという肝心のビジョンについて、十分に語られたとは言い難い。 岡田氏は政権の受け皿に向けて新たな国家像作りに取り組み、安全保障など主要政策の方向性を早急に定めるべきだ。それなしに「１強」の自民党に本格的論戦は挑めない。 ３候補と学生との対話集会では、民主党が安保政策を確立しなければ「与党をお願いしますとは言いにくい」と指摘を受けた。 民主党は安倍晋三政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことを批判しているが、周辺環境の悪化に対し、どのように抑止力を高めるかの具体策は曖昧だ。

[kechack]

マイナスから～という表現は当たっている。ただ政権運営に失敗した政党にマイナス評価し、第３極のように未経験未知数の政党にゼロ評価をする有権者感覚というのも間違っている気がする。