【主張】蔓延防止措置 緊急事態とどう違うのか

これが新型コロナウイルス対策の決め手となるか。極めて疑問だ。 政府は緊急事態宣言に準じる「蔓延（まんえん）防止等重点措置」を、感染が急拡大する宮城、大阪、兵庫の１府２県に適用する。仙台市、大阪市と、神戸市など兵庫県の４市が対象で、５日から５月５日までの１カ月間とする。 飲食店の営業時間を午後８時までに短縮するよう要請することが柱だ。飲食店でのマスク着用や換気対策の見回り強化、カラオケ設備の利用自粛も要請する。 細かな違いはあるものの、大筋は地域を絞って緊急事態宣言下に戻すということだ。だが、宣言の解除時を思いだしてほしい。 決して感染拡大を押さえ込んだ前向きな解除とはいえず、繁華街の人出は増し、新規感染者も下げ止まりから微増に転じていた。これ以上宣言を延長しても効力が望めない中での解除だった。 その状態に戻すだけなら、感染抑止の期待はさほど持てない。新たに効果的な対策を講じなければ、新型コ

[eagleyama]

また飲食店のせいなんだね。／“細かな違いはあるものの、大筋は地域を絞って緊急事態宣言下に戻すということだ。