【関西の議論】「万引繰り返す」「暴力振るう」悩める親に少年鑑別所の地域援助、相談３倍以上に（1/3ページ）

非行防止のため少年鑑別所が保護者らから相談を受ける「地域援助」が注目を集めている。法務省によると、相談件数は平成２８年の１年間で約６千件に達し、２年前の３倍以上に上った。２７年６月から少年鑑別所の主要業務の一つに位置づけられたためだが、背景には人口減で少年犯罪の数自体は減りながら、割合は高止まりしている状況がある。関係者は「事件に至らない段階で子供のことに悩んでいる人は多い」と指摘。大阪府内では保護者からの相談はもちろん、「（社会復帰を支援する）福祉関係機関からの相談が多いのが特徴」といい、幅広いニーズに対応している。 心理学などの専門知識活用 「万引を繰り返してやめない」「親の財布からカネを盗む」「暴力を振るう」…。昨年全国の少年鑑別所の地域援助に寄せられた相談の例だ。 少年鑑別所は、少年の裁判に相当する少年審判が開始するまでの間、家庭裁判所の観護措置決定に基づいて少年を収容する施設。少

[sca_fukushi-entry]

#フクシ・エントリ “(地域援助は27年から少年鑑別所の主要業務に位置づけられ相談件数も急増)人口減で少年犯罪の数自体は減りながら割合は高止まり(略)事件に至らない段階で子供のことに悩んでいる人は多い”