水泳教室で死亡 大阪高裁で和解 - 産経ニュース

平成２５年に大阪府東大阪市で開かれた障害者向け水泳教室で意識を失い、死亡したのは熱中症の予防対策が取られなかったからだとして、死亡した国本考太さん＝当時（２４）＝の両親が、教室を運営するＮＰＯ法人「リアン」（大阪市）と女性コーチに計約５５００万円の損害賠償を求めた訴訟が、大阪高裁（角田ゆみ裁判官）で和解したことが１４日、分かった。 和解は１２日付。和解条項には、死亡した原因は熱中症であり女性コーチの注意義務違反があった▽死亡との因果関係を認め、ＮＰＯ法人側が３千万円を支払う－などが盛り込まれた。 昨年６月の１審大阪地裁判決は「一定時間ごとに国本さんをプールから上げ、水分補給させる注意義務に違反した」としてＮＰＯ法人などに計７７０万円の支払いを命じたが、死亡との因果関係は認めなかった。 １審判決によると、国本さんは、てんかんなどの症状がある結節性硬化症という疾患があった。２５年８月１４日、東