リニア地下工事 北品川からのトンネル「調査掘進」再開 JR東海 年内に240メートル掘る予定：東京新聞 TOKYO Web

地下40メートル超の大深度地下を掘るリニア中央新幹線の第1首都圏トンネル工事で、JR東海は10日、シールドマシン（掘削機）の故障のため中断していた北品川非常口（東京都品川区）からの調査掘進を再開したと発表した。今年中に残る約240メートルを掘り、地盤への影響などを調べる。その後、調査結果を住民に説明し、本格掘進に移る。 調査掘進は2021年10月から22年3月にかけて300メートル掘る計画だったが、掘りやすい土の硬さにする添加剤の吐出口の破損のため土砂を取り込みにくくなり、50メートル掘って中断していた。掘削機を修理し、動作確認のため今年3〜4月に試験的に7メートル掘り、安全性を確認したという。 第1首都圏トンネルは全長約37キロのうち約33キロが大深度地下を通る。川崎市の梶ケ谷非常口（宮前区）と東百合丘非常口（麻生区）では3月に調査掘進に着手。小野路非常口（東京都町田市）からは今年前半に