冬の霞ケ浦からワカサギが消えた 漁獲量が激減 全国有数の産地で何が起きた？＜ニュースあなた発＞：東京新聞 TOKYO Web

「この冬は、霞ケ浦のワカサギが全然捕れなかったそうだ」。本紙読者で、埼玉県川越市で料亭「源氏家」を経営する八木沢純一さん（74）から、そんな声が届いた。「おせち料理の一品としてワカサギの白焼きを仕入れてきたが、昨年は調達できなかった」と困惑し、今後の漁を心配しているという。茨城県・霞ケ浦で、いったい何が起きているのか。（青木孝行）

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漁獲量の大半を占める西浦は水深が平均4メートルと浅く、県水産試験場内水面支場の小日向寿夫・内水面資源部長は「ワカサギは水温26度以上で成長が止まり、29度以上で半数ほどが死ぬ。比較的に浅い湖なので、逃げ