【経済快説】有給・連休強制は「大きなお世話」 やるなら未消化分の買い上げを

有給休暇はサラリーマンの実力を映す鏡だ。取りたい時に有給を取ることができる人は、仕事がコントロールできており、職場でも信用があるということだ。 政府は企業に従業員の一定日数以上の有給消化を義務化することを検討中だ。また、来年の秋に土日祝日に加えて有給休暇を２日取得することで最大９連休となる「大型連休」を実現するよう働きかけるつもりのようだ（９月２４、２５日を休むと９連休となる）。 結論から先に言うと、余計なお世話だと思う。 大型連休は、労働者のためというよりは、観光を中心とする消費需要の喚起を目的としているように感じられるが、国による集中的な連休作りは、観光地に混雑を生む。 もともと有給の消化率が低い（平均４７％程度）のだから、個人が休むタイミングを祝日と絡める必要性が乏しい。 また、学童の子持ち家庭では、子供も休みにならなければ旅行に行けないので、親だけ有給を取っても役に立たない場合が多

[gruza03]

大型連休は、労働者のためというよりは、観光を中心とする消費需要の喚起を目的としているように感じられるが、国による集中的な連休作りは、観光地に混雑を生む。