大正生まれの路面電車 さよなら運行に多くのファン 長崎 | NHKニュース

大正時代から90年以上走り続けてきた長崎市の路面電車が、今月で引退することになり、多くのファンが集まる中、９日、さよなら運行が行われています。 大正14年に製造された「151号」は、現在の東京の都電や箱根登山鉄道を経て、昭和32年から長崎市の市街地を走る路面電車として運行してきました。 37年前の昭和57年に営業運行を終えたあとはイベントなどで運行してきましたが、老朽化のため、今月で引退となります。 ９日のさよなら運行では、事前に申し込んだ30人の乗客を乗せて午前10時にゆっくりと出発し、乗客は大正時代の面影が残る車内の雰囲気や乗り心地を楽しんでいました。 子どもと一緒に乗車した長崎市の男性は「寂しい思いはありますが、最後に昔ながらの車内の様子を楽しむことができて、よい思い出になりました」と話していました。 151号のさよなら運行は９日夕方まで行われ、引退後、車両は解体されるということです

[John_Kawanishi]

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