ヒーローはいつも間に合わない | WIRED VISION

ヒーローはいつも間に合わない 2011年3月22日 社会カルチャーメディア コメント： トラックバック (0) フィード社会カルチャーメディア （これまでの 小田切博の「キャラクターのランドスケープ」はこちら） チェルノブイリ原子力発電所の事故は、東日本大震災の渦中にあるいまから25年前、1986年4月26日に起きた。 それから１年が過ぎた1987年、アメリカの大手コミックス出版社、ＤＣコミックスの人気タイトル『Justice League』誌で、バットマンをはじめとするスーパーヒーローたちがロシアの原子力発電所の危機を救おうとするストーリーが展開されている。 この物語は87年春にリニューアル創刊された同誌の２号から３号にかけて掲載されたもので、現在は『Justice League International』Vol.1に収録されており、比較的簡単に読むことができる（英語でだが）。 当時の

[mame-tanuki]

今、マスメディアやネットで飛び交う論説も「じつはヒーローたちの物語と同様に、事後的に解釈された「わかりやすい解決」でしかない」。批評もいつも間に合わない、という話。

[asakura-t]

そうですね。そのためか（たまたま手元にある）『宇宙のステルヴィア』『ストラトス・フォー』『よみがえる空』を観返したい気分だし。

[angmar]

一方、「間に合ったらどうなるか」は山本弘『去年はいい年になるだろう』をどうぞ。

[y-yoshihide]

創作というのは創作者のセラピーみたいな所もあると思うんだ。何か社会的に大きな出来事が起ったときそれにまつわる創作が増えるのは創作者がその出来事から回復したいという現れでもあるはず。

[KASUKA]

伊藤計劃が観られなかったという理由でいまの映画を消費しているわけではないと思いたいのだけれど・・・。

[gauqui]

わかりやすいエンターテインメントとしてのヒーローたちの物語は、むしろ「どうにもならなかった現実」があるからこそ求められる。

[babelap]

なぜだか思い出したのは、平井和正「死霊狩り」のラスト、猛毒のガスの中で中性子爆弾の起爆を解除しようとする林石隆だった。（たぶん今の原発で作業している人達から連想したのだろう）

[chirol]

"わかりやすいエンターテインメントとしてのヒーローたちの物語は、むしろ「どうにもならなかった現実」があるからこそ求められる"

[maturi]

ヒーロー　時代　鏡　覗き穴

[ka28mar]

私は、自分がスーパーマンもいなければ巨大ロボットも存在しない世界に住んでいることを知っている。 そこにはおそらくわかりやすい悪役もいないし、密かに企まれている恐ろしい陰謀も存在していない。今後、私たち

[memoclip]

>わかりやすいエンターテインメントとしてのヒーローたちの物語は、むしろ「どうにもならなかった現実」があるからこそ求められる。

[mk16]

一読の価値あり。

[Imamu]

『現実の不幸に対して物語のヒーローたちは常に「間に合わない」ものだからだ』「解釈や論評((先取りされた物語))の多くは宙に浮いたまま忘れ去られ」

[izumino]

『戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌』の小田切さんの記事。

[tegi]

"この震災もいずれは「割り切れない過去の事件」になっていく。／いまこの瞬間に限っていえば、私たちは早くそうなってくれることをこそ望み、祈るべきだろう－－わかりやすい絵空事の物語を求めるのはそうなったあ

[XQO]

ひとつの祈りの形。詩句朗詠と同じ脈の上。

[sakstyle]

「同じように、この震災もいずれは「割り切れない過去の事件」になっていく。」

[SasakiTakahiro]

わかりやすいエンターテインメントとしてのヒーローたちの物語は、むしろ「どうにもならなかった現実」があるからこそ求められる。

[dododod]

”わかりやすいエンターテインメントとしてのヒーローたちの物語は、むしろ「どうにもならなかった現実」があるからこそ求められる。”

[bb_river]

ミネルヴァの梟と同様、事が起こらないと動かない（動けない）のは仕方ない。人間に予知能力はないのだし。

[Sinraptor]

911の直後にもマーベルが真っ向からそれを扱った追悼コミックを描いてる。それはコミック作者の心の叫びだ。

[doxas]

非常に考えさせられる記事だった。悪くない。

[elephant09]

「現実の不幸に対して物語のヒーローたちは常に『間に合わない』」。「（…）ヒーローたちの物語は、むしろ『どうにもならなかった現実』があるからこそ求められる」。

[copyright]

「パトレーバー」（マンガ版）の後藤隊長の言葉を思い出した。