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STAP論文、過失と作為の切り分け明確に 福岡伸一氏:朝日新聞デジタル
■福岡伸一・青山学院大教授(生物学) iPS細胞の成功以降、生命科学がテクノロジーに走りすぎ、「作... ■福岡伸一・青山学院大教授(生物学) iPS細胞の成功以降、生命科学がテクノロジーに走りすぎ、「作りました、できました」という研究がもてはやされる風潮がある。今回の問題もその延長線上に起きたのではないか。科学は本来、もっとじっくり「How(どのように)」を問うべきものだ。 STAP細胞の実在性に著者らがなお信念をもっているのであれば、論文を撤回するのではなく、訂正や続報で対応すべきだ。撤回すれば、故意のデータ操作や捏造(ねつぞう)などの不正があったと世界はみなすだろう。 不適切と不正の切り分け。つまりどこまでが過失で、どこからが作為なのか。こうした点が明確にならないと、科学界に広がった多大な混乱と浪費は回収できない。著者や理研はきちんと説明してほしい。
2014/03/15 リンク