千葉大、研究不正問題で教授を処分：朝日新聞デジタル

製薬大手ノバルティスファーマの高血圧治療薬ディオバンの臨床研究論文不正問題で、千葉大は２０日、大学院薬学研究院の教授（５４）に対し、同日付で戒告の懲戒処分をしたと公表した。大学の不正行為対策委員会の事情聴取に対し、教授は事実と異なる発言をして調査を混乱させるなどしたという。 委員会の最終報告によると、臨床研究の統計解析の過程でノバルティス元社員による意図的なデータ操作が否定できなかった。教授は当初、元社員には「アドバイスを受けただけ」としていたが、今年６月の聴取で証言を覆し、元社員にデータを送り統計解析を依頼するように、大学院生に指示していたことを認めた。

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