自傷、自殺に関する情報が掲載されています。お悩みや困りごとがある場合には、公的な支援窓口への相談をおすすめします。情報を見る
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自殺前日「おかんたのむ」 気づけなかった息子のSOS:朝日新聞デジタル
自殺に追い込まれた人は直前にSOSを出しているという。身近な人が気づくことが大切だともいう。そう... 自殺に追い込まれた人は直前にSOSを出しているという。身近な人が気づくことが大切だともいう。そうであるなら、見落とした私たちはどれほど愚かなのか――。34歳の長男を自殺で失った大阪市の母親(53)と父親(52)は「この世の地獄そのもの」と、ひたすら悔いる日々を送る。 「これが私の産んだ子か」。棺(ひつぎ)の中にいる長男の左ほおに右手を添えて、母親は思った。 「葬儀が終わったら、自分も死のう」。長男の右ほおに左手をあてて、父親は考えた。 父親だけが泣いた。「冷たい」という手の感触は、2人とも同じだった。 昨年9月に長男が亡くなってから、2人は月命日の墓参りを欠かさない。語りかける言葉は変わらない。 母親は「いつもわがままを言ってきたやんか。どうしてこの時だけ、この道を選んだんや」。 父親は「ごめんな。もっと早く何かに気づいてやれれば。ごめんな。SOSに気づかれんで」。 周囲がSOSに気づいて
2017/05/24 リンク