「陰謀論」の弊害 (田原牧の「西方からの手紙」)

本業（東京新聞「こちら特報部」）や社外活動がたて込んで、なかなかブログの更新ができず、申し訳ありません。ボランティア活動とはいえ、引き受けたからには、細々とでも投げ出さないように努めたい。 今回はちょっと閑話休題。いくつか励ましのコメントをいただき、とても感謝している。と同時に、反論とか議論が必要かなと思うコメントもあるのだけれど、こちらの余力がなく（３分で読める文章も、書くとなると大変なのです）、それらは原則、スルーさせていただこうと決めている。 でも、ちょっと見過ごしたくない課題があった。いわゆる「陰謀論」の類をどう扱うのかという話である。というのも、かねて「パレスチナ連帯運動」など善意の活動を担っている人々の間ですら、一部にはこれに強く影響されている人々がいて、歯がゆいというか、気になっていた。陰謀論をめぐる私の基本的な考え方を簡潔にお伝えしておきたい。 ★ 陰謀論というのは「セック

[maangie]

フランシス・フクヤマ。アブール・アッバース。ローレンス・ライト「倒壊する巨塔」。「思考を広げる努力を怠れば、排外主義の自慰にはまるしかない」。なんか「赤の女王」みたい。キツう。

[nessko]

中東に関しては、商社の人たちは冷静に見てるんじゃないか。　「陰謀論」卑近な例だと、仲間外れにされて陰口ささやかれたりしだすと、根も葉もない他者の妄想のせいで日常生活に支障をきたしたりするな。

[kojitaken]

← 陰謀論者たちが必死に反論してる（笑）

[dj19]

『陰謀論というのは「セックスレスと浮気の疑い」にとてもよく似ている』すごくおもしろい例え、しかも的確過ぎですｗ

[Zarathustra1951-1967]

これは重要。

[inbetweendays]

『そんな各国のスパイたちや切れ者のジャーナリストたちをながめていて、私からみた優秀なタイプには一つの共通項があった。「分からない」とはっきり言う人である。』

[k-takahashi]

『陰謀論である。これにつかまると、この謎解きができなくなる。愚直に情報収集しなくなる』　陰謀妄想と誤解問題とが混ざっているけど良いエントリ。　コメント欄を見るとところどころ頭痛いが。

[kurokuragawa]

「陰謀論の最大の弊害は本当の脅威を覆い隠してしまうことだ。」