秦郁彦、「陰謀史観のトリックを暴く」、『WiLL』、2009年2月号 古荘光一、「「秦郁彦論文」の欺瞞」、『WiLL』、2009年3月号 秦氏は田母神「論文」についてあちこちでコメントしているわけだが、「陰謀史観のトリックを暴く」にはちょっとした趣向がありますので改めて紹介しておく価値はあるかと。 191ページの「《別表》コミンテルンの「陰謀諸説」」は田母神元空幕長・中西輝政・渡部昇一各氏の主張と自身の主張とを対比し、かつ自説の「確度」をパーセントで表示しています。ここでは表から陰謀説の「要旨」と「秦のコメント(確度)」を抜き出して箇条書きに改めました。なおT=田母神元空幕長、N=中西輝政、W=渡部昇一、です。 張作霖の犯行〔ママ〕はコミンテルン工作員。(T、N) → 首謀者は関東軍の河本大作であることが確定的(99%)。 中国国民党は日本人に大規模な暴行、惨殺事件を繰り返した。(T) →