ここに翻訳をお届けする『印刷という革命──ルネサンスの本と日常生活』は、西欧印刷史の泰斗アンドルー・ペティグリーが満を持して2010年に世に問うた、実にスリリングな初期近代メディア文化史の傑作である。 原著で400ページを超えるその浩瀚なヴォリュームと射程の広さ、扱うトピックの目くるめく多様性にもかかわらず、原題は『ルネサンスにおける本』(The Book in the Renaissance)と意外なほどシンプルで、そのややもするとぶっきらぼうにも見える骨太な表題のうちに、著者の自信のほどがうかがえる魅惑の一冊だ。邦題の選定にあたっては、そのあたりの含みをうまく伝えられないものかと苦心したが、結局は本書の内容を要約した『印刷という革命』に落ち着いた。 ペティグリーは現在、イギリスのセント・アンドルーズ大学歴史学講座で教鞭をとる気鋭
唐突だが、「399×499=199,201」の計算ははたして正しいか、間違いか──。電卓を使わず、5秒以内に答えてみていただきたい。 きっと「そんなのムリ」と思う人が大半だろう。逆に、ヤマ勘ではなく、5秒できちんと答えられれば、「数字に強い人」と見なされること間違いなしである。 実はこの問題、誰にでも簡単に検算できる。それには「九去法」という検算法を使う。九去法とは、文字どおり「9を取り去る方法」だ。これをマスターすれば、たとえば部下から提出された書類の数字を見て、パッと計算ミスを指摘できるようにもなる。確実にあなたの株は上がるだろう。 九去法は足し算、引き算、かけ算、割り算で、少しずつやり方が違うが、ここではその威力を最も発揮するかけ算で説明する。 図にある「399×499=199,201」が正しいか、間違っているかを検算してみよう。まず左辺の数字から「9」を取り去ると「3」と「4」が残
楽器演奏も、アナログからデジタルへ移行する時代。 本媒体でも、さまざまなテクノロジーを取り上げてきたが、ここに来て新たに加わったプロダクトがあるので、ご紹介しておきたい。 「Fusion Guitar」は、スピーカーとアンプが内蔵された、世界初のスマートギター。 Indiegogoに登場して数日で、予定金額の2倍以上を達成。まだまだ支持者は、増えそうな勢いだ。 ・ギター本来のルックスとデジタルの技術が見事に融合 見た目は、かなり本格的。ギブソンやフェルナンデスと並べても、遜色ないようなカッコ良さだ。 違いは、iPhoneと連動しているところ。アプリによって、多彩な使い方が楽しめる。 アプリと連動させたいときは、ギター上部にあるドッグに、iPhoneをセット。アンプもエフェクターも持ち歩く必要がないから、ステージでの演奏時も、楽に移動できる。 サウンドの演出も自由自在。アンプシミュレーターや
トム・ヨークの歌は、サンタクロースはいないのだと告げられたばかりのメソメソしている子どものようだ、などと、しばしば酷評されるものの、はたして彼は世間が言うほど憐れな人間なのだろうか? この謎を解き明かすため、トム・ヨークの歌詞の中でも特に優れたものを挙げていく。 10位 “Wolf At The Door” オックスフォードで育ったトム・ヨークは、特権階級の無礼な同級生たちが、彼らに用意されている政治的な食物連鎖の頂点に立つ前から、わがもの顔で町中を歩くことに対して絶え間ない苛立ちを感じていた。2003年の『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』に収録されているこの楽曲の歌詞は、額面どおりにも比喩としてもすぐに認識できる、不快なイメージを捉えている。 『パブロ・ハニー』や『ザ・ベンズ』では、我々がロック・バンドに期待していたロマンへの憧れや嫉妬心、名声を得た後のブルースといった感情が詩的に、センセーシ
3D Touchで利用できるPeek(ピーク)。コンテキストメニューのように、よく行う操作を呼び出したりできます(撮影:松村太郎) Appleが発表した次期iPhone、「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」に採用された新しいユーザーインタフェース「3D Touch」が話題です。新型のiPhoneにおける最大の見どころと評価する人も多いこの機能は、Appleいわく「次世代のマルチタッチ」。タッチパネルの操作では今や一般的になった、複数の指を使ったスワイプやピンチ操作に次ぐ、iPhoneならではの新しい操作です。 指でガラス面を強く押し込むと、押し込んだ強さに応じて「Taptic Engine」が振動を起こし、それと同時にPeek(ピーク/のぞく)やPop(ポップ/飛び出す)と呼ばれる動作を起こせるこの機能は、ソフトウェア(iOS)とハードウェア(iPhone)を一体で開発
» 酔っぱらった大学生が無意識のうちに航空機を丸ごと設計!! ネットで話題になりデザインが実現の可能性も! 特集 酔っぱらって記憶がない時にヤッてしまうことは、たいがいロクなことではない。だが、全く記憶がないのに、ちゃんと家に辿り着いてベッドに寝ていたりするので、人間の無意識が起こす行動は計り知れないものだ。 そして、酔っぱらい方にも種類があるようで、ある工科大学の学生は泥酔中にもかかわらず、無意識のうちに航空機を丸ごと設計!! しかも、彼の設計がネットで話題となり、実現のものとなる可能性もあるというのだ! ・酔っぱらった工科大学の学生が、航空機を丸ごとデザイン!! ある日、米ミシガン工科大学の2年生であるキース・フラレイさんが、ルームメイトで機械工学を学ぶマーク(仮名)さんが、かなり酔っぱらって帰宅したことに気付いた。 そのままマークさんが眠り込んでしまうのかと思いきや、なんと、彼はホワ
いつもお世話になっているお客様に感謝の気持ちを伝えたい。ドイツのクレーン会社が顧客2000人を集めて行ったパフォーマンスがこちらの動画です。 人々がカメラや双眼鏡を手に眺めています。その視線の先には 大きなクレーンが何かおもちゃのような物を持ち上げています。よく見ると… ミニチュアのクレーンなんですね。なんだこりゃ、と思っていたら、ミニチュアを持ち上げていたクレーンが浮き上がります。 ゴゴゴゴ…と、何事かと思えば、なんとこのクレーンをさらに大きいクレーンが後ろから持ち上げています。 横から見るとこんな感じです。 そしてよく見るとこのクレーンを持ち上げているクレーンにも黄色いロープがひっかかってますね…そうなんです。このクレーンもさらに大きいクレーンに持ち上げられるんです! 三台目のクレーンもゆっくりと持ち上げられて… どどーん! そして、気付きましたか? 4台目のクレーンにも黄色いロープが
2015/9/12 今や日本人選手がヨーロッパのサッカー強豪国でプレーすることは珍しくなくなった。2015年9月12日現在、UEFAリーグランキングにおける上位5カ国(スペイン、ドイツ、イングランド、イタリア、ポルトガル)のトップリーグには合計16人もの日本人選手が所属しており、中でもドイツでは1部・2部合わせて12人がプレーしている。なぜヨーロッパにおいて日本人選手の需要が高まっているのか。そして、今後日本サッカー界にどんな変化が起こっていくと考えられるのか。ドイツ・デュッセルドルフ在住の“サッカー代理人”、柳田佑介が3回に渡って考察する(注:FIFAのルール改正により今年4月から代理人ではなく、仲介人が正式名称になった)。 ヨーロッパから見る日本人選手の評価 はじめまして、柳田佑介と申します。これから月に約2回のペースで、ドイツを中心にヨーロッパのサッカー事情に関する連載をお届けできれ
今夏の欧州サッカー界の移籍市場では、50億円を超える大型移籍が相次いだ。 最もお金を動かした男は、6300万ユーロ(約85億円)でマンチェスター・ユナイテッドからパリ・サンジェルマンへ移籍したMFディマリアでも、5000万ユーロでモナコからマンUへ移ったFWマルティアルでもない。今年も移籍市場の主役は、世界ナンバーワンのエージェントと言われる、ジョルジュ・メンデス(49)だった。 移籍金50億円を超える大型移籍のほとんどにメンデスが絡んでいる。下記はメンデスが今夏移籍させた選手の一例だ。 ・アンヘル・ディマリア(6300万ユーロ / マンU → PSG) ・アントニー・マルティアル(5000万ユーロ / モナコ → マンU) ・ニコラス・オタメンディ(4200万ユーロ / バレンシア → マンチェスター・シティ) ・ジャクソン・マルティネス(3500万ユーロ / ポルト → アトレティコ・
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