最近、活字メディアを中心によく目にする「カラダ」というカタカナ表記。漢字やひらがなで「体」「からだ」と書いてみたり「身体」だったり「躰」っていうのも変換候補には出てくる。辞書を開くと、「からだ【体/▼躯/〈身体〉】」とある。なるほど、漢字表記では小学校で習った「体」になじみが深いが、そういえばこんなにもカラダ表記がありましたよね。 では一体どう使い分けたらいいのか、日々身体を動かしている運動生理学の専門家に聞いてみようと、スポーツインストラクター育成講師であり複数の有名フィットネスクラブで人気インストラクターの、村田きよみさんに聞いてみた。 「『からだ』は、“殻(から)”に接尾語の“だ”が付いた語で、古くは魂に対してそれを宿している身体、生命のこもっていない肉体を『からだ』と言い、魂を宿した肉体は『身(み)』といったという説や、人間が立った状態を表す“躯立ち(からだち)”に由来していて、そ