▼「総合研究 現代日本経済分析」シリーズ(第2期)配本開始! 現代日本経済の重要課題に対し、確かな数的根拠と優れた知見を提供し、民主主義社会に不可欠な質の高い政策論議のための知的基盤を形成する。 ▼世界の水不足を市場で解決する画期的研究! 第1回配本は21世紀最大の世界的難問と言われる「水資源問題」。 現在、石油・石炭などのエネルギー資源からレアアースなどの稀少鉱物・金属まで、さまざまな資源問題が生じているが、とりわけ深刻なのが「水」であり、なかでも食料生産に必要な農業用水の偏在が、国際的に喫緊かつ深刻な課題となっている。 この背景には、 ①かつての「緑の革命」に象徴される大規模灌漑・大量生産によって資源の枯渇や生態系の破壊がもたらされたこと、 ②気候変動によって水の攪乱(極端現象の増加)への対応が難しくなっていること、 ③購買力の低い発展途上地域における人口および食料需要の増加、 といっ
▼大学の学びは「調べること」が目白押しだ これから調査を行う初心者でも、調査の計画・実施から、データの収集・分析、研究成果の発表までを理解できる一冊。 本書は、2012年に出版された『アカデミック・スキルズ ―― 大学生のための知的技法入門 第2版』のシリーズの一冊であり、アカデミック・スキルズ『データ収集・分析入門 ―― 社会を効果的に読み解く方法』の姉妹編です。 基礎編である本書は「学部の1年生から2年生くらいのレポートでの調査・分析」がテーマで、社会調査の基礎的な準備・実施からデータ収集・分析までの一連の手続きを説明した導入書になっています。 ●「学習実用書」に関する情報はこちら はじめに 第1章 実地調査ってなに? 1.「調べる」の意味 2.調査を用いたレポートを執筆し、発表まで行う場合の基本的な流れ 3.調べることが必要な場面 4.実地調査を成功に導くためのポイント 5.実地調査
▼どうやって読んだらいいのか!? レポート、論文、そして試験の答案を作成するために、まず必要となる「テキストを読む力」を身につける! この本は、2012年に出版された『アカデミック・スキルズ ―― 大学生のための知的技法入門 第2版』のシリーズの姉妹編です。 大学生が直面する「レポート」や「論文」の執筆では、高校生までとは異なる「テキストを読む」レベルが求められています。そのときに「どうやって読んだらいいのか」、「感想文ではなぜ駄目なのか」、「何を論じたらいいのか分からない」という大学生がぶつかる悩みに、人文系の例題を使って答える一冊です。 ●「学習実用書」に関する情報はこちら はじめに 第1章 どうやって本を読む!? あるいはどうやったら本を読める!? 1. 「どうやって本を読む?」 2. 感想文では駄目なのか 3. 小論文に欠けているもの 第2章 疑ってみよう、問いを立ててみよう 1.
▼テクストを疑え! 印刷されたテクスト、検索されたテクストをより主体的に、より深く楽しく読み解くための知の技法。 一度成立したテクストは、それ自体が一人歩きして、あたかも確固とした権威をそなえているかのように錯覚させます。それらは、どれを用いても大丈夫なように見えます。しかし、テクストとはそもそも何かを意識し、心得をもって臨まないかぎり、私たちはテクストに裏切られ、使いそこなってひどい目にあうことでしょう。その結果、どんなテクストも信用できない、意味がない、などと過剰な嫌悪を抱いても、なんの得にもなりません。むしろ「テクストを疑う」という健全な態度をもって技法を培いながら、それぞれのテクストに向かっていくしかないのです。 印刷されたテクスト、情報で検索されたテクストはそのまま受け取ってはならず、読者として主体的に読み解く必要があります。そこでは、複数の接し方、読み方の可能性が現れることでし
▼書物を見る眼、聴く耳を養うために ―― オリジナルへの回帰。 出版物を歴史的な流れのなかで理解するためには、原本(オリジナル)に立ち返り、それを同時代の社会・文化・歴史的文脈のなかで検討することがきわめて重要である。 本書は時代によって変わりゆく書物に刻み込まれた歴史を読み解くおもしろさを、日英・日西交流史四〇〇周年を記念し、日本、イギリス、スペインの中世から近代までの出版文化史としてたどるものである。 はじめに 写本から印刷本へ ― 「チョーサー全集」登場の舞台裏 徳永聡子 『アーサー王の死』の出版と受容の歴史 ― キャクストン版(一四八五)からフィールド版(二〇一三)へ 髙宮利行 日本の印刷文化と文学[講義再録] 林 望 キリシタン版の研究からわかること ― 和書と洋書のあいだ 折井善果 日本の絵入り本の歴史 ― 絵本が出版されるまで 佐々木 孝浩 江戸の絵本
1976年、ベルギーの若き医師ピーター・ピオットは、恐ろしい感染症を引き起こしていた未知のウイルスを調べるためアフリカ・ザイール(現コンゴ民主共和国)に赴いた。死と隣り合わせの任務のなかで、この「エボラ」がどう広がったのかを突き止めるべく現地の文化や風習に深く身を浸した彼は、感染症との闘いに一生をかけようと決意する。 その6年後、彼は再びザイールの地を踏む。もう一つの新たな流行病、「エイズ」の感染が広がろうとしていたためだ。世界的に流行が拡大した80年代から、彼は国際的なエイズ対策を先導する役割を担い始める。 その後、UNAIDS(国連合同エイズ計画)の初代事務局長として、国際的な協力体制を築くためネルソン・マンデラ、フィデル・カストロ、温家宝ら世界の名だたる指導者たちと、あるときは盟友関係を結び、あるときはタフな交渉に臨んでいく。国際機関の非効率や官僚的対応に苦しみながらも少しずつ歩を進
Ⅰ 1955―1956 演劇の回復のために-新劇を創った人々へ 新劇の混乱について ジャン・アヌイ論-詐術的手法について Ⅱ 1956―1961 新人の椅子(対談 遠藤愼吾、浅利慶太) 若い劇団の一方向-遠藤愼吾先生へ 新劇にふたたび古典的伝統を(対談 芥川比呂志、浅利慶太) ジャン・アヌイについて 詩劇ぎらい 『マクベス』における福田恆存氏の失敗 モスクワ芸術座は世界演劇の殿堂か 創作劇の流行 現代演劇の不毛 翻訳劇と創作劇(対談 根村絢子、浅利慶太) 『ひかりごけ』雑考 Ⅲ 1962―1971 演劇界の将来とプロデュース公演-尾崎宏次氏に反論する 十周年の四季と新出発の日生劇場 加藤道夫の神話-演劇の純粋化を求めた一つの魂 日生劇場の昨日と明日 「反演劇」と民藝の舞台創造-劇団民藝講演『ゴドーを待ちながら』 新劇展望 (対談 山崎正和、浅利慶太) 新劇団再結成への提言-全新劇団解散論
「人文研探検―新京都学派の履歴書(プロフィール)―」 第13回 『遠野物語』と人文研 ―内藤湖南旧蔵・初版本『遠野物語』を機縁として― その一冊を手にして私は驚喜した。限定350部の稀覯書、初版本『遠野物語』(1910)を人文研の書庫に見いだしたのだ。しかも扉には「三百五十部之内 第三三八号」という号数とともに「内藤先生に奉る 柳田國男」という書込。紛れもない柳田の肉筆である。 この初版本『遠野物語』が含まれる特殊コレクション「内藤Ⅱ」について説明が必要だろう。「内藤Ⅱ」は、京大東洋史の「始祖」内藤湖南(1866-1934)の息子である東洋史家・内藤戊申(1908-89)の旧蔵書であり、戊申の遺族により人文研に寄贈され、近年、整理を終えて公開されたものである。人文研には既に内藤湖南旧蔵書が「内藤文庫」として所蔵されていたため、「内藤Ⅱ」というコレクション名に落ち着いた。「内藤Ⅱ」は戊申が湖
現世に生きる、神ならぬ人びとへのまなざし 徳川家康から福澤諭吉へ。日本の公共哲学、その淵源と持続を歴史に読む ▼本書は、戦国時代の混乱を武力を以て終わらせた徳川家康の統治思想が、日本の公共哲学の原型であるという意表を突く主張から始まる。そして、家康に淵源し、以後250年に及ぶ平和と安定を支えた公共哲学を、鈴木正三、『葉隠』、太宰春台、海保青陵、そして福澤諭吉の思想に探ってゆくのである。 西欧のヒューマニズムが基づく軍事と土地所有ではなく、軍事と商業。すなわち、武士と商人の相互性と、両者のバランス感覚としてのヒューマニズム、そしてそれが育んだ自生的秩序が日本の公共性の核心にあることを、「慈悲」と「正直」を鍵語に解き明かす。現代の公共哲学に歴史からの再考を迫る、知的冒険の書である。 はじめに 第1章 日本のヒューマニズムはどこから来たか 第1節 はじめに 第2節 マキァヴェリアン・モーメントと
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