切手というモノを、ちょっと違った角度から眺めてみると、あなたの知的好奇心をくすぐる新たな発見がイロイロあるのです。そんな切手の面白さを綴っていこうと思っています。 1864年7月19日に太平天国の乱が終結して、今日でちょうど150年です。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1951年に中華人民共和国(以下、中国)で発行された“太平天国100年”の記念切手の400円切手1枚と800円切手2枚(図案違いで2種)を貼り、1952年8月5日に上海から英領ヴァージン諸島宛に差し出したカバーです。切手の図案は、上段の400円切手(緑色)と800円切手(赤色)は金田村での蜂起の様子を、下段の800円切手は太平天国の文献と貨幣を描くもので、400円切手にはヴァージン諸島の到着印も押されているのが嬉しいですな。 さて、太平天国のルーツは、1843年、広東
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