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科学に関するgavのブックマーク (43)

  • 【動画】道具を使うイノシシ、世界で初めて観察

    2015年10月のある日。フランス、パリの動物園で希少なイノシシを観察していた生態学者のメレディス・ルート=バーンスタイン氏は、ある驚きの光景を目にした。 1匹のイノシシが、口で木の皮を拾い上げ、土をどかすようにして地面を掘り始めたのだ。 「おお、すごい、と声が出ました」。そう話すルート=バーンスタイン氏は、パリの人類博物館の客員研究員で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある。「それで、ブタやイノシシの道具使用について過去の報告を検索したところ、何も見つからなかったんです」 彼が観察していたのは、ビサヤイノシシ(Sus cebifrons)。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで近絶滅種(critically endangered)に指定されている、野生ではフィリピンにのみ生息するイノシシだ。(参考記事:「絶滅危惧の「モヒカン」イノシシ、施設で増殖中」) 興味をそそ

    【動画】道具を使うイノシシ、世界で初めて観察
  • 世界初の2次元素材であるグラフェンは3次元素材でもあるとの研究結果

    「夢の素材」と呼ばれるグラフェンは、原子1つ分の厚さしかない炭素原子のシートなので、しばしば「世界初の2次元物質」だとも呼ばれています。そんなグラフェンの研究により、実はグラフェンは3次元的な特性も兼ね備えていることが突き止められました。 3D strain in 2D materials: Experimental test in unsupported monolayer graphene under pressure (PDFファイル)https://arxiv.org/pdf/1902.02651.pdf Graphene is 3-D as well as 2-D https://phys.org/news/2019-09-graphene-d.html グラフェンとは、炭素原子が六角形に結合したハニカム構造をしたシートで、透明で柔らかいのにダイヤモンドより強く、熱伝導性や電気伝

    世界初の2次元素材であるグラフェンは3次元素材でもあるとの研究結果
  • 三畳紀末の大量絶滅、原因は溶岩の噴出

    コロンビア大学ラモント・ドハティー地球研究所の地質学者ポール・オルセン氏。イングランド南部の海岸の崖で、2億156万4000年前の三畳紀/ジュラ紀境界(Tr-J境界)の大量絶滅に近い時期の岩石を採集している。 Photograph courtesy Kevin Krajick, Columbia University Earth Institute 三畳紀の終わりに、地球上の陸と海の生物の少なくとも半分が絶滅した。これを契機に恐竜が勢力を拡大し、その後1億3500万年にわたり地球を支配することになる。専門家の間では長らく、この大量絶滅の原因は大規模な火山の噴火と考えられていたが、これまでその正確な年代は特定できていなかった。 このほど発表された研究によると、多数の動植物種が化石にその痕跡を残さなくなるのと同時期に、非常に大規模な溶岩の噴出が起こっていることが確認された。この溶岩がアメリカ

    三畳紀末の大量絶滅、原因は溶岩の噴出
  • 40億年前に土星や天王星が大移動? 隕石の分析で | NHKニュース

    土星や天王星など太陽系の一部の惑星は、およそ40億年前に太陽から離れる方向に大きく移動したとする仮説を裏付ける結果が、地球に落下した隕石を分析することで得られたと茨城大学などの研究グループが発表し、太陽系の形成過程を知る成果として注目されています。 茨城大学や東京大学などの研究グループは、カナダ西部に19年前に落下した隕石を分析し、隕石の由来を調べました。 その結果、隕石は落下したコースから木星の内側にある小惑星帯からきたと推定されたものの、その成分は木星よりも外側の温度が低いところでできた特徴をもっていることがわかりました。 そのためグループは、この隕石は木星よりも外側でつくられた後、木星の内側の小惑星帯に移動してきたと考えられるとしています。 太陽系ができる過程では、およそ40億年前に木星よりも外側の惑星はそれぞれの重力が影響し合って太陽から離れる方向に移動し、海王星は地球と太陽の距離

    40億年前に土星や天王星が大移動? 隕石の分析で | NHKニュース
  • アフリカ外で最古のヒト化石発見 人類移動の歴史塗り替え

    ギリシャの洞窟で見つかったヒトの頭蓋骨「Apidima 2」の一部を再現した画像。エバーハルト・カール大学テュービンゲン提供(2019年7月10日提供)。(c)AFP PHOTO / EBERHARD KARLS UNIVERSITY OF TUEBINGEN / KATERINA HARVATI 【7月11日 AFP】ギリシャの洞窟で発見された頭蓋骨の化石を分析した結果、アフリカ以外で見つかった中では最古となる21万年前の現生人類(ヒト)の骨であることが分かったとの研究結果が10日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。これまで考えられていた人類の欧州到達時期を15万年以上さかのぼることとなる。 【関連記事】ネアンデルタール人と現生人類の分岐、従来説より約30万年早い 英研究(図説) ヒトのユーラシア大陸進出についての通説を覆すこの驚くべき発見はまた、現生人類ホモ・サピエンスが

    アフリカ外で最古のヒト化石発見 人類移動の歴史塗り替え
  • 大気がある土星の衛星タイタンでドローンを飛ばして探査 NASAがユニークな計画

    土星最大の衛星タイタンをドローン型の小型無人探査機「ドラゴンフライ」で探査するという初の、そしてユニークな計画を米航空宇宙局(NASA)が打ち出した。タイタンは太陽系内の衛星で唯一厚い大気圏があり、初期の地球に似ているとされる。タイタン表面での詳しい探査は、地球での生命誕生の謎を解く手掛かりを与えてくれそうだ。 土星の衛星タイタンを探査するドローン型の無人探査機「ドラゴンフライ」の想像図(提供・NASA/JHU-APL) 米探査機カッシーニが2005年12月に撮影したタイタン(提供・NASA) NASAが6月28日に発表した計画概要によると、ドラゴンフライを搭載した親探査機を2026年に打ち上げ、8年の宇宙の旅を続けた後34年に到着する。親探査機がタイタン上空に到着するとドラゴンフライはパラシュートで地表面に投下される。ドラゴンフライはトンボの意味。大きさは現在普及しているタイプよりかなり

    大気がある土星の衛星タイタンでドローンを飛ばして探査 NASAがユニークな計画
  • なぜ人はデジャヴュを体験するのか

    1999年、42歳の女性が、両耳で何かが弾けるような音がする、と医師に訴えた。音が大きすぎて、夜も眠れなくなったという。彼女は、喉の奥の筋肉が収縮してクリック音を引き起こす運動性疾患、口蓋振戦と診断された。 彼女はジアゼパムなどの筋弛緩薬を処方されたが、効果はなかった。2004年、効果的な治療法を探し続けていた彼女は、ある神経科医に出会い、中枢神経に作用する自然由来のアミノ酸、5-HTP(5ヒドロキシトリプトファン)を処方された。この薬によってクリック音は消えたが、奇妙な副作用が生じた。 「テレビを観ていたら、ふと再放送を観ているような気がした。ニュース番組だから、そんなはずはないのに」と彼女は当時記していた(彼女の記録は2007年の症例報告に掲載された)。「その後、妹から、学校が停電して子どもたちが帰宅することになった、と電話がかかってきた。その話は数日前にも聞いたのに、どうしてまた同じ

    なぜ人はデジャヴュを体験するのか
  • 恐竜時代の奇妙な鳥の新種化石を発見、謎深まる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    現代の中国で1億2700万年前の恐竜時代に生きていた鳥類ジングオフォルティス・ペルプレクサスの復元図。(Illustration by PNAS中国河北省で、1億2700万年前の奇妙な新種の鳥の化石が発見された。ティラノサウルスなどの恐竜や始祖鳥が持つ長く骨ばった尾が退化し、尾は短くなったものの、現代の鳥のように扇状の羽はまだ現れていない。9月24日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された論文で、ジングオフォルティス・ペルプレクサス(Jinguofortis perplexus)と名付けられたこの鳥は、飛翔能力の進化における重要な転機を示していると古生物学者はいう。(参考記事:「恐竜時代のひな鳥の化石、通説上回る多様性が判明」) この鳥にはほかにも、翼についた指の爪、小さな歯が並ぶあご、そして肩甲骨と烏口骨が1に融合した肩甲烏口骨など、祖先の恐竜が持っていた特徴

    恐竜時代の奇妙な鳥の新種化石を発見、謎深まる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 始祖鳥の翼は黒かった

    始祖鳥の羽の化石(写真)。この羽は黒かったという。 Photograph by Robert Clark, National Geographic 初めて空へと飛び立った恐竜の一種、始祖鳥の翼には少なくとも1枚、黒い羽が生えていたことが最新の研究で確認された。 始祖鳥の翼の色を確定するため、研究チームは化石の羽を走査型電子顕微鏡で分析した。この化石は1861年にドイツの石灰岩の層から見つかったもので、体全体はカラスほどの大きさだ。 驚いたことに、この古代生物の羽の微細構造は、現生鳥類の羽毛の構造とまったく同じだった。 ロードアイランド州プロビデンスにあるブラウン大学の進化生物学者で、この研究を率いたライアン・カーニー(Ryan Carney)氏は、「現代の羽と完全に同じものが1億5000万年も前のジュラ紀にすでに進化していたということだ」と話す。 ◆始祖鳥の色の探究 カーニー氏の研究チーム

    始祖鳥の翼は黒かった
  • 世界初、恐竜のしっぽが琥珀の中に見つかる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    琥珀の中から9900万年前の恐竜の尾が発見されたとする論文が、12月8日に科学誌『カレント・バイオロジー(Current Biology)』に掲載された。尾には、骨や軟部組織だけでなく、羽毛まで残っていたというから驚異的だ。 恐竜が生息していた時代の羽毛が琥珀の中から発見されることはこれまでにもあり、羽毛の痕跡のある恐竜の化石も発見されたこともあるが、保存状態の良い羽毛が恐竜とはっきり関連づけられたのは今回が初めてだ。この発見により、恐竜の羽毛の進化とその構造についての理解が深まることが期待される。(参考記事:「恐竜から鳥へ 羽はどうやってできたのか?」) 中国地質大学の古生物学者リダ・シン氏が率いるこの研究には、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスペディション・カウンシルも支援を行っている。 琥珀の中に保存されていた9900万年前の恐竜の尾の一部。羽毛で覆われているのがわかる。琥珀に

    世界初、恐竜のしっぽが琥珀の中に見つかる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • ティラノサウルスはなぜ「うろこ肌」だったのか

    ティラノサウルス・レックス(Tレックス)の首の皮膚の化石。(PHOTOGRAPH COURTESY OF PETER LARSON) ティラノサウルス・レックス(Tレックス)を触ったらどんな感じがするだろう? ワニみたいに硬いうろこか、鳥のように柔らかい羽毛か、もしかしたら、その中間かもしれない。(参考記事:「動物大図鑑 ティラノサウルス・レックス」) カナダ、アルバータ大学の古生物学者スコット・パーソンズ氏は子どものころからそんな想像を膨らませてきた。Tレックスに羽毛があったという直接的な証拠は存在しないが、この20年の間に羽毛を持つ仲間が次々と発見されたことで、恐竜はうろこに覆われていたという仮説は少しずつ追いやられていった。(参考記事:「驚きの恐竜展を開催、もはや鳥展、米NYで」、「すべての恐竜に羽毛があった可能性」) うろこに覆われていた しかし、パーソンズ氏らが科学誌「Biolo

    ティラノサウルスはなぜ「うろこ肌」だったのか
  • 40億年前の地球は生命誕生の「温床」だった

    初期の地球は火山や溶岩に覆われた地獄のような場所だったのか。しかし、誕生からわずか数億年のうちに、地球はその表面に水が存在できる程度にまで冷え、その後間もなく生命が登場したと思われる。(PHOTOGRAPHY BY RYAN ROSSOTTO) 40億年前の地球はどんな姿をしていたのだろうか。そのヒントをくれるのが、ジルコン(ZrSiO4)という非常に頑丈な鉱物だ。 ジルコン結晶は破壊することがほぼ不可能で、古いものは44億年近く前から存在する。小さなタイムカプセルとも言えるこのジルコンの中には、太古の化学的な「指紋」が残されている。「ジルコンは、わたしたちに地球の形成段階を垣間見せてくれる唯一の窓です」と、米ロチェスター大学のダスティン・トレイル氏は言う。 9月24日付け学術誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された論文において、トレイル氏のチームは、40億年前の地球表面が正確

    40億年前の地球は生命誕生の「温床」だった
  • 大西洋沖の怪現象に新説、プレートが剥離中?

    海洋プレートが別のプレートの下に沈み込む「沈み込み帯」を描いたイラスト。ポルトガル沖の地質活動の研究で、沈み込み帯誕生の過程が明らかになるかもしれない。(ILLUSTRATION BY NATIONAL GEOGRAPHIC, ART: TOMÁŠ MÜLLER, GRAPHIC EDITORS: MANUEL CANALES, MATTHEW CHWASTYK, RESEARCH: RYAN WILLIAMS) 大西洋のポルトガル沖で1969年、大きな地震が起こり、津波が発生した。この謎の現象は、ジョアン・ドゥアルテ氏を長年にわたり悩ませてきた。震源地の周辺には、何の変哲もない平らな海底が続いているだけなのだ。こんなところでなぜ地震が起こったのか。ポルトガル、リスボン大学ドン・ルイス研究所の海洋地質学者として、ドゥアルテ氏はこの海底で何が起こっているのかを突き止めようとした。 そして地震

    大西洋沖の怪現象に新説、プレートが剥離中?
  • 冥王星に信じがたい5つの新事実発覚

    冥王星の山々や氷の平原や谷が日没の光にほのかに輝き、かすんだ空も光を放っている。(PHOTOGRAPH BY NASA/JHUAPL/SWRI) 冥王星はきわめて小さな天体だが、流れる氷河、興味深いくぼみのある領域、かすんだ空、多くの色を持つ風景など、信じられないほど多様な特徴が見られる。溶岩ではなく氷を噴き出す「氷の火山」や氷に浮かぶ山々があり、さらに衛星は予想もつかない動きをしているようだ。(参考記事:「冥王星“接近通過”をめぐる10の疑問に答える」) 2015年7月に冥王星へのフライバイを成功させたNASAの探査機「ニューホライズンズ」の科学者チームは、11月9日、米国天文学会惑星科学部会の年次総会で新たな観測結果を発表した。観測データが示す冥王星は、事前の予想とは全く異なる天体だった。(参考記事:「冥王星の三つの事前想像図」) ニューホライズンズの主任研究者であるアラン・スターン氏

    冥王星に信じがたい5つの新事実発覚
  • ハワイに新島が出現、でも短かった命

    キラウエア火山の噴火により、ハワイ島の沿岸に一時的に小さな島ができた。(PHOTOGRAPH COURTESTY U.S. GEOLOGICAL SURVEY) 2018年5月から続く米ハワイ島のキラウエア火山の噴火により、先週、ハワイ諸島に小さな新島が加わった。ハワイ島の海岸から数メートルのところに生まれた新島は、直径わずか6~9メートル。太平洋の大海原で新たな歩みを始めるかに見えた。(参考記事:「【動画】ハワイの噴火、なぜ人は火山に住むのか」) しかし、新島の命は短かった。数日後には新たに噴出した溶岩により海岸とつながり、ハワイ島の一部になってしまった。 わずかな間だけ存在した新島は、ハワイ諸島で数千万年にわたり繰り広げられてきたドラマの最新のエピソードにすぎない。以下では、ハワイ諸島がどのように成長してきたか、ハワイ諸島の中で最も新しく、最も大きい島であるハワイ島の地形が、今回の噴火

    ハワイに新島が出現、でも短かった命
  • 「最も鳥に似た」羽ばたきする新種恐竜、ドイツで化石発見

    ドイツ・バイエルン地方で見つかった新種の恐竜「アルクモナビス・ポッシェリ」の翼の化石(2017年撮影、2019年5月15日提供)。(c)AFP PHOTO / BAYERISCHE STAATSSAMMLUNG FUR PALAONTOLOGIE UND GEOLOGY / OLIVER RAUHUT 【5月17日 AFP】カラスのように羽ばたきをしていた新種の飛行恐竜の化石がドイツで見つかった。研究論文がこのほど発表された。この新種恐竜は、現代の鳥類が爬虫(はちゅう)類の祖先からどのように進化したかに関する極めて重要な手掛かりを握っている可能性があるという。 【特集】古代生物図鑑~太古に生きた奇妙な動物たち 1861年に発見されて以降、始祖鳥(Archaeopteryx)は最古の飛行する鳥だと広く考えられてきた。この羽毛を持つ小型恐竜は、約1億5000万年前のジュラ紀の湿地帯に生息してい

    「最も鳥に似た」羽ばたきする新種恐竜、ドイツで化石発見
  • 暗黒物質は存在する──修正重力理論が当てはまらない銀河が「ダークマター」の実在を裏付けた

  • 【動画】コウモリ似の新種恐竜を発見、実に奇妙

    コウモリのような膜状の翼「飛膜」を持つ新種の恐竜Ambopteryx longibrachiumが木から滑空する復元動画(復元映像は25秒前後~)。約1億6300万年前に現在の中国に生息していた非鳥類型の獣脚類だ。(VIDEO COURTESY MIN WANG, INSTITUTE OF VERTEBRATE PALEONTOLOGY AND PALEOANTHROPOLOGY, CHINESE ACADEMY OF SCIENCES) およそ1億6300万年前、現在の中国の森に、実に奇妙な捕者が住んでいた。コウモリのような膜状の翼を持つ小さな恐竜で、木から木へと滑空していたと考えられる。そんな新種の恐竜の化石が新たに見つかり、5月8日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 大きな膜状の翼をもつ恐竜の化石としては2例目となる。名前はAmbopteryx longibrachium。種

    【動画】コウモリ似の新種恐竜を発見、実に奇妙
  • オーストラリア大陸、1.5メートル移動していた

    オーストラリアは今、ぴったり地図どおりの位置にはない。米ニューヨーク・タイムズ紙によると、オーストラリア大陸は、前回、1994年にGPSの座標を補正した位置から約1.5メートルずれているという。(参考記事:「ゴンドワナの名残か、インド洋で発見」) 地球の大陸はいずれもプレートに乗って少しずつ移動している。オーストラリアが乗っているプレートのスピードは比較的速く、北に向かって、わずかに時計回りに回転しながら、年に約7センチ動いている。ちなみに北アメリカプレートは年に約2.5センチほどしか動かないが、太平洋プレートは年に7.5センチから10センチ移動している。(参考記事:「マントルから初の直接サンプル採取へ」) その結果、「あまり動かない国もあります」とナショナル ジオグラフィックの地図ディレクター、ダミアン・サンダー氏は語る。「大陸は長い時間をかけて大きく移動していくので、GPS座標に使う地

    オーストラリア大陸、1.5メートル移動していた
  • 2億年後に大西洋消滅の可能性

    最新の研究によると、2億年後には北アメリカ大陸はヨーロッパ大陸と結合する可能性があるという。 Map courtesy Reto Stockli, NASA Earth Observatory 地球の地殻の裂け目が新たに発見された。この裂け目から、北アメリカ大陸とヨーロッパ大陸が接近していって、2億2000万年ほど後には大西洋が消滅してしまう、と専門家は予測している。 イベリア半島沖の海底の地図が新たに作成され、新たな沈み込み帯が形成されつつある可能性が確認された。 沈み込み帯は、地殻を形成しているプレートが互いに衝突してできる。衝突した2つのプレートのうち、重いほうの端が軽いほうの下に沈み込む。沈み込んだプレートは、地殻のすぐ下にあるマントルの中に溶けていく。 今回発見された新たな沈み込み帯は、プレートの動きが新たなサイクルに入ったことを示している可能性がある。今ある大陸は再び引き寄せ合

    2億年後に大西洋消滅の可能性