重い星の最後は、超新星爆発を起こして、ブラックホールや中性子星になると言われています。 しかし、軽い恒星の場合は、超新星爆発は起こさずに白色矮星という燃え尽きて予熱で光る星になります。 この境界となる重さが、太陽質量の8~10倍くらいの領域です。では、この境界領域にある星たちは、どうなると超新星爆発を起こして中性子星になり、どうなると白色矮星になるのでしょうか? 今回の研究は、この境界領域にある太陽質量のおよそ8.4倍という質量の星でシミュレーションを行い、その結果、ネオンが星の内部で電子を食いまくるせいで重力崩壊型超新星爆発が引き起こされるということを明らかにしました。 この超新星爆発の過程については、どの様になっているか議論の分かれる問題がありましたが、今回の研究成果は、そこに明確なシナリオを提示しています。 この研究は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli
