「竈門」つながりでファンの聖地に 作品に近い数多くの伝承 「聖地」が持つ地域間連携の可能性 今や社会現象となっているアニメ「鬼滅の刃」。原作漫画の発行部数は累計1億部を超え、10月16日に公開された劇場アニメは、公開10日間で100億円を超える興行収入となっています。アニメの舞台を旅する「聖地巡礼」においても、大きな経済効果をもたらしています。「聖地」の一つ、大分県別府市にある八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)には、作品との共通点が多数ありました。 「竈門」つながりでファンの聖地に 「鬼滅の刃」は大正時代を舞台に、「鬼にされた妹を人間に戻す」ために主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が活躍する物語です。東京・埼玉・山梨の3都県にまたがる「雲取山」や、東京・浅草などの実在する地名も一部登場しますが、基本的には作中の舞台は架空のものが描かれています。 にもかかわらず、「聖地」として盛り