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+セカイ系論に関するgenesisのブックマーク (31)

  • 『天気の子』願いの到達点が、ここにあった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

    今回の『天気の子』で、しっかり自分の作家性を打ち出すほうへ舵を切ったのはファンとしても嬉しく思いました。 他にもここで新海誠節フルスロットル そんな風に新海監督の作家性を前面に押し出している一方で、『君の名は。』に引き続き高揚感のある音楽、テンポの良い編集などをもって、エンタメ性とスピーディさに溢れた作劇は健在です。 RADWIMPSのボーカルのもちろん素晴らしいのですが、今回は三浦透子による澄み切った歌唱も大きな魅力。またサントラが欲しくなってしまうことは間違いありません。 もちろん、新海監督ならではの美しい画は今回もフルスロットル。雨に濡れた都会、雨上がりの爽やかさなど…もうたまらないでしょう。 そして恒例の「聖地巡礼」も行きたくなるはず。というか新宿が主な舞台であるので、首都圏で観れば割とすぐに巡礼できるのも嬉しいですね。 なお、舞台の1つである代々木会館は入場が規制されているような

    『天気の子』願いの到達点が、ここにあった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)
  • 逆セカイ系から見た私 ゼロ年代のジャンル史論 - 感情レヴュー

    私は「エヴァ」にも「lain」にもノれませんでした。疎外と孤独を扱っていればアニメやゲームとして認められてしまうところが、この業界の19世紀的な幼稚さです。あの手のモノが、ぼくは大ッッ嫌いです。(『伊藤計劃記録』伊藤計劃、二〇一〇年) 1 このところ、批評の世界ではゼロ年代の表現史を総括する言説が増えている。そのきっかけとなったのは周知の通り宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』(二〇〇八年)だが、それに対してはこれまで賛否両論あった。とりわけ問題になっているのは、そこで宇野が問題にしたセカイ系なる概念だ。稿は、この概念が流行し、また衰退していく時代の文学表現について、ジャンル論・ジャンル史の観点からまとめるものである。 まずは、宇野を批判的にとらえながら、セカイ系を総括した前島賢の『セカイ系とは何か ポスト・エヴァオタク史』(二〇一〇年)を手引きにして議論をはじめることにしたい。 通常考えら

    逆セカイ系から見た私 ゼロ年代のジャンル史論 - 感情レヴュー
    genesis
    genesis 2010/07/18
    曰く,「セカイ系の考証を厳密に行った前島の成果は批判されるべきものではない。しかし、セカイ系が定義に反して過剰な文脈を形成した理由についての問いは、彼にはなかった。」
  • 『『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ』

    笠井潔・小森健太朗を中心として、20代の若手評論家が集まって結成された批評集団・限界小説研究会のブログです。 『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ 前田 久 作は2000~2001年にかけて小学館の雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された『最終兵器彼女』(ビッグスピリッツコミックス、全7巻)の外伝集である。とはいえ、「外伝」と銘打っていることからもわかるように、世界観は共通しているものの、作だけで独立した作品として読み解くことが可能な作りになっている。 ■ しかし、『最終兵器彼女』(以下、『サイカノ』)という作品の位置付けについて、念のため解説しておこう。ある日突然開始された戦争の中で、最終兵器に改造された少女・ちせと、その恋人・シュウジの純愛と、壮大なスケールの結末を、大状況に翻弄される人々の姿を交えながら描いた『サイカノ』は、新海

    『『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ』
  • 『セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史』 (ソフトバンク新書) - WEBスナイパー

    『新世紀エヴァンゲリオン』以後のオタク評論が扱ってきた自意識の問題を軸にして、アニメ、ゲームライトノベル、批評などなど日のサブカルチャーを中心に大きな影響を与えたキーワード「セカイ系」を読み解き、ポスト『エヴァ』の時代=ゼロ年代のオタク史を論じる一冊。 『セカイ系とは何か』はタイトルが示すように「セカイ系」とは何かを説明しているだが、同時に「セカイ系」を一つの基準として、1995年以降のオタク史を概観するである。1995〜1999年、2000〜2003年、2004〜2006年、2007〜2009年の四つに区切り、エヴァンゲリオンの登場と影響、その後に現われた作品傾向、セカイ系という言葉の拡散、現状と諸問題を、それぞれ整理して流れを解説する。 「セカイ系」というのはフィクションの傾向の一つと考えて問題ない。時代によって意味も受容のされ方も異なるが、原義(2002年)は「エヴァンゲリ

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    トルコ水紀行 -前編 イスタンブール- みなさんこんばんは、地図子です!8月は久しぶりに毎月更新にしようと思います。今までずっと名古屋について書いてきましたが、ワープして・・・ トルコについて書きたいと思います。 2024年6月に念願のトルコに行ってきました。いつからトルコに行きたかったかわから…

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  • 『セカイ系とは何か』小メモ - ピアノ・ファイア

    目の前に置いてあったので(某氏の忘れ物)、前島賢『セカイ系とは何か』を読んでいる。以下、著者へのメッセージも兼ねて覚え書き。 前島賢『セカイ系とは何か』 p224 (※旧エヴァでは)主人公にごく近しい人間以外の大人たちが描かれなかった。謎の敵、使徒と戦うために作られた街でありながら、そこでどのような人が暮らしているのか、あるいはエヴァを運用するNERVとはどんな組織であったのかは、ほとんどわからないままだった。 一方、『新劇場版』では(中略)きわめて多くの群衆、群像、風景が描かれ、観客に第3新東京市という街の生活≒社会を感じさせるものとなっている。 from いずみの 旧エヴァには、シンジが主婦の会話(CVが林原めぐみと宮村優子)を立ち聞きするシーンがあったりと、第3新東京市の生活をリアルに感じさせようという意図は充分にあったから、「ほとんどわからなかった(描かれなかった)」と締めくくるの

    『セカイ系とは何か』小メモ - ピアノ・ファイア
  • 『セカイ系とは何か』ウェブリンク集: parallel loop

    『セカイ系とは何か』で言及したウェブサイトをまとめたものです。  セカイ系とは、ネット発の言葉であり、数多くの方のウェブ上での言論活動があればこそ、大きなムーブメントとなり、そしてまた、私も書を上梓することができました。謹んでお礼申し上げます。 序章 P9 ・葛西伸哉「ライトノベル完全読 Vol.2」 http://kasaism.cocolog-nifty.com/diary/2004/12/post_2.html カサイズム日記(http://kasaism.cocolog-nifty.com/diary/) 第1章 P26 ・「Yahoo! 辞書 セカイ系」 http://dic.yahoo.co.jp/newword?category=&pagenum=2871&ref=1&index=2006000122 Yahoo!辞書(http://dic.yahoo.co.jp/) P

  • 2007-06-14

    セカイ系論議葬送。 所謂三大セカイ系、『イリヤの空、UFOの夏』『最終兵器彼女』『ほしのこえ』には、彼と彼女が出てきて彼女がどっかで戦争、以外に、あんまり共通点はない。 せめて彼女が戦争する「どっか」が彼の生活圏の外だったりして欲しいが、これは『最終兵器彼女』においてはそうではない。 生活圏の外、と言えば『ほしのこえ』でミカコが戦ってるタルシアンは地球には全然攻めてこない。ピンチは人類的なアレではまるでなく、まあ、物好きな宇宙開発の人が迷惑しているだけの話。 でもって『イリヤ』には、子供を導こうとして失敗したり子供にむかついてなぐったり色々する社会人のオトナさんが大挙して出演されておられます。 男子完全傍観、絶滅戦争、社会中抜き。セカイ系の三大特徴は、この典型と誰もが認める三作品においても勢揃いはしていない。 これが「セカイ系。そんなものがあるならほれ、ここに出してみなさい」と言われる所以

    2007-06-14
  • 2009年のベストアニメ作品――ゼロ年代の終わりにアニメの未来について考えてみる - metamorphosis

    アニメ(ブロガー・twitterアニメクラスタたち)の饗宴、あるいは2009年アニメベスト/ワーストのススメ(反=アニメ批評) http://d.hatena.ne.jp/ill_critique/20091220/1261317064 アニメブログ年末合同企画(EPISODE ZERO) http://d.hatena.ne.jp/episode_zero/20091220/p2 上記の企画に参加。 2009年のベストアニメというか、もし仮に2009年のアニメの中からひとつだけ見るべきものを選べと言われれば、僕は迷いなく、『エンドレスエイト』の名前を上げることだろう。『エンドレスエイト』は、『涼宮ハルヒの憂』のアニメのひとつのエピソードとして考えるべきではなく、独立したひとつの作品として捉えられるべきである。 つまり、2009年のベストアニメは『エンドレスエイト』である。以上。 これで

    2009年のベストアニメ作品――ゼロ年代の終わりにアニメの未来について考えてみる - metamorphosis
    genesis
    genesis 2009/12/28
    曰く,「『憂鬱』で克服の対象だったものがセカイ系という名のパラノイア的な誇大妄想だったとすれば、『エンドレスエイト』で克服の対象になっているのは、日常生活への依存・嗜癖・中毒といったものである。」
  • エロゲーにおけるセカイ系とは - 帰ってきたへんじゃぱSS

    セカイ系とはポストエヴァンゲリオン症候群のことだ、と言ったのは宇野常寛であり、そもそもぷるにえブックマークで提唱された時から、セカイ系とはエヴァ以降の、という問題意識がその根底に据えられていた概念だったはずだ。 超然主義的セカイ系論は、まずもって多様な方向の模索されたポストエヴァ的想像力*1が三大セカイ系*2的セカイ系へと収斂していく過程*3のダイナミズムを捨象してしまっており、セカイ系が来持っていた最も美味しい部分を失った、絞りかすだけを問題にする退廃的な態度であり、従って、ポストエヴァ性という時代的・文脈的制約を外したセカイ系論はすべて無価値であると言ってそう大きな取りこぼしはない。 このような切断を積極的に進めた笠井潔が一方で有栖川有栖のパズラー超然論を批判し大量死/大量生理論に拘って見せた、時代的・文脈的制約をこそ重視して見せたのは解せないのだが、バズワードをきっちり自分の守備範

    エロゲーにおけるセカイ系とは - 帰ってきたへんじゃぱSS
    genesis
    genesis 2009/12/17
    曰く,「ローコストで導入できる引き裂き役として、終末、ループ、永遠という三つの時が浮上する。」「この三つの作例を挙げれば、『終末の過ごし方』『パンドラの夢』『ONE』ということになる。」
  • 碇シンジでは夜神月は止められない。だが―― - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    21日付エントリで、私は、90年代的「萌えオタのルール」「セカイ系のルール」と00年代的「中二病のルール」を、図表化して対比してみました。 どういう「意味」を持つのか整理できてない、と21日には書いたけれど、こうやって図にしてみると、多少いろいろなものが見えてきます。それをちょろっと書いてみましょう。 『ゼロ年代の想像力』のテーマに対する、とくめーの回答みたいなエントリになってしまいました。 90年代的なものとゼロ年代的なものを比較する(09,06/22版) 90年代的作品の傾向 ゼロ年代的作品の傾向 ムーヴメント 90年代葉鍵系ブーム 90年代セカイ系ブーム 00年代異能バトル系諸作品 原風景 能天気な80年代 バカ騒ぎのバブル バカ騒ぎのバブル 暗い90年代 暗い90年代 空虚な00年代 ベースとなった文化 サンデー・少女漫画 アニメ・ブンガク ジャンプ・新格 ファンの世代 オタク

    碇シンジでは夜神月は止められない。だが―― - とくめー雑記(ハーレム万歳)
    genesis
    genesis 2009/06/25
    曰く,「相沢祐一や、福沢祐巳や、野原しんのすけならば、きっと夜神月を止められる。
  • 東のエデン感想 100億円と超法規的実行力を持ったジュイスを与えられた時、なにを目指し、どうやって、この国を救うだろうか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    その他はほぼ脱落した(見なくなった)が、やはりこれは面白い。まだ全体像が見えていないので、当にいい作品かはいまいちわからないが、その匂いを持って、僕らを物語の世界にいざなってくれる力量のある作品だ。今期は、これのみだな、胸をときめかせてくれるのアニメは。 いま見ている観点を、少し書いてみます。 ■小人数のプライヴェートルールによる世界を天秤にかけるゲーム この作品を見ていて、ふと思い出したのが二つの作品だ。一つはゲーム『Fate/StayNight』ともう一つは漫画の『未来日記』だ。この3作品には「小人数の人間がなんだかよくわからないゲームに参加させられて」「マクロ(=世界)を掛け金として競争する」という共通の舞台設定がある。 Fate/Stay night DVD版 TYPE MOON 2006-03-29 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools この設

    東のエデン感想 100億円と超法規的実行力を持ったジュイスを与えられた時、なにを目指し、どうやって、この国を救うだろうか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    genesis
    genesis 2009/05/19
    曰く,「この作品を見ていて、ふと思い出したのが二つの作品だ」,『Fate』『未来日記』とには「〈小人数の人間が...よくわからないゲームに参加させられて〉〈マクロを掛け金として競争する〉という共通の舞台設定が
  • セカイ系の社会的な次元、あるいは、セカイ系のリアリティについて - metamorphosis

    セカイ系作品はこれまで多くの批判にさらされてきたと言えるが、セカイ系を批判するときにしばしば持ち出される言葉がある。それは「閉鎖的」というものである。「セカイ系」という言葉の定義の一部をなしている、社会的な領域の欠如という特徴が含んでいるニュアンスもそうした閉鎖性であるだろうし、「きみとぼく」というカップルの関係についても、そうした閉鎖性が指摘されることだろう。 宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』では、セカイ系が批判の対象になっているわけだが、そこでのポイントというのも、閉鎖性、閉じこもり、引きこもりである。宇野常寛のエッセイにおけるセカイ系のイメージは、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジに集中している。碇シンジは、劇場版(「Air/まごころを、君に」)での彼の行動が顕著であるように、世界が危機的な状況にあるにも関わらず、何か積極的な行動をすることもなく、引きこもる。 このような指摘に対して

    セカイ系の社会的な次元、あるいは、セカイ系のリアリティについて - metamorphosis
    genesis
    genesis 2008/06/12
    曰く,「つまり、セカイ系の閉鎖性は、旧来のヒーロー物語に対する一種の拒絶になっているのである。」
  • セカイ系とは何か

    「セカイ系」というのは、その手の小説やマンガを知っている人には感覚的に わかる概念であるが、そうでない人にはなかなか説明しづらい。そのせいで、 人によって説明がけっこうバラバラだったりする。知っている人が見れば、そ れぞれの説明が同じ対象を別の角度から言い表しているものとわかるのだが、 知らない人にとっては分かりにくい。 ここでは、困難は承知の上で、セカイ系とは何であるか、できるだけわかりや すい説明を試みたい。 セカイ系は「世界を救う物語」ではないアニメやマンガなどでは、「世界を救う」物語が悪い意味で非常によく目につ く。そのため、セカイ系をこうした物語を指すものだと思ってしまっている人 もいる。半分は当たっているが、半分は外れている。 確かに、「世界を救う物語」にはセカイ系が多い。しかし、そうでないものも 多い。「世界を救うからセカイ系」というのは間違いであるということをまず 認識して

    genesis
    genesis 2008/06/09
    曰く,「セカイ系の人は...様々な種類の〈ふつう〉を描くことができない」,「説明をしないで〈ほのめかす〉ことができない」,「セカイ系とは、〈自分の認識範囲〉=〈世界〉になってしまっている人のことだ」
  • 藤津亮太の只今徐行運転中:セカイ系の始まりについて、ささやかな注釈

    2007年04月25日23:48 カテゴリweb セカイ系の始まりについて、ささやかな注釈 セカイ系を検索したらwikipediaで以下のような記述がありました。 セカイ系という単語の初出は2002年10月下旬からで、発言者は「ぷるにえブックマーク」のぷるにえであると言われている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%82%A4%E7%B3%BB へぇ〜と思いつつ思い出したのは、『郵便的不安たち』(東浩紀、朝日新聞社)の次のような一節。 東 アニメ誌で、『セーラームーン』の幾原邦彦監督がちょっといいことを言っていたんです。いまの若いやつらはすごく近いことか、すごく遠いことしか分からないと。自分の恋人との関係か、もしくは宇宙の破滅しか分からなくなっていて、中間がなくなっているというわけ。これは確かにそうだと思うんですね。 考え

    藤津亮太の只今徐行運転中:セカイ系の始まりについて、ささやかな注釈
    genesis
    genesis 2007/04/28
    cf.) d:id:h-nishinomaru/20070429/1177809222
  • metamorphosis:日常と非日常とを分ける節目の時――『うる星やつら』と『涼宮ハルヒの憂鬱』を巡って

    前回は、アニメを見ることに関わる実存的な問題を少しだけ提起した。そこで問題になっていることは、生活のリズムを刻むこと、平板な世界にいかに起伏をもたらすか、ということである。これは、つまるところ、世界をいかに意味づけるか、ということである。あるいは、日常生活というものをいかにして再構成するか、ということである。 この日常生活の分節化の問題が、今日の非常に多くのサブカルチャー作品に見出されるということが、現在の僕の関心事である。何度も繰り返すことになるが、日常生活そのものを描くことはできないので、こうした作品において問題になっていることは、言ってみれば、日常生活における節目を発見することであるだろう。つまり、何かの終わりであると同時に何かの始まりでもあるような、そうした節目を様々なところに発見することが問題になっているのである。 現在は卒業式のシーズンであるが、卒業式というのもまた、ひとつの節

    metamorphosis:日常と非日常とを分ける節目の時――『うる星やつら』と『涼宮ハルヒの憂鬱』を巡って
    genesis
    genesis 2007/03/19
    曰く,ハルヒにおいて「問題になっていることは...日常と非日常との区別をいかにして明確化するか」であり,「日常生活をいかに組織化するか...が今日の多くのサブカルチャー作品で課題になっている」
  • 前島日記 - 西村悠 『二四〇九階の彼女』

    二四〇九階の彼女 (電撃文庫)作者: 西村悠出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/10メディア: 文庫 人に勧めたいと思えるような作品に出会ったので、久しぶりにラノベの感想を。『二四〇九階の彼女』西村悠、傑作です。 一階一階が一つの独立した世界となってる巨大な積層構造物を舞台に、外を目指して世界を降り続ける少年の話。 彼が通り抜けていく世界を連作短編の形式で描き出します。 形式としては『キノの旅』に代表される電撃連作短編ものの一つですが、『キノ』にある説教くささやヘンな達観が全部消えて、かわりに男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』。 彼がとおる世界も「無限の平行世界を収めた図書館」「永遠に戦死が繰り返される戦場」「幻想の楽園」「別の世界から届く電波(「わたしはここにいます!」)」といずれも、僕の琴線を直撃するものばかりで、不覚にも電車の中で

    genesis
    genesis 2006/10/24
    曰く,「一階一階が一つの独立した世界となってる巨大な積層構造物を舞台に、外を目指して世界を降り続ける少年の話」,「男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』」
  • REVの物置::Group::Grev - セカイ系について

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    REVの物置::Group::Grev - セカイ系について
    genesis
    genesis 2006/08/28
    遅くなりましたが http://d.hatena.ne.jp/genesis/20060811/p1 へのコメントとして拝聴いたしましたm(_ _)m ▼ あと,http://d.hatena.ne.jp/tdaidouji/20060818#p1 にも感謝。
  • 限界小説書評 :: 前田久 :: 『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』/「セカイ」の果てから「せかい」へ

    genesis
    genesis 2006/08/28
    曰く,「純粋な意味での「セカイ系作家」と呼べるのは、新海と『AIR』のシナリオライター・麻枝准、そして、今回取り上げている『サイカノ』の高橋しんの三人だけなのではないだろうか。」
  • 惑星開発委員会 :: 善良な市民と青木摩周のスペイン宗教裁判 (2003-feb-06)

    「文中に頻出する(笑)という表記は「悪魔的な笑い(Diabolical Laughter)」を表しています。そのつもりでお読みください。HA! HA!←こんな感じ」(青木摩周) 「構成,、タイトル、htmlと青木さんに大変お世話になりました。この場を借りて感謝の意を」(善良な市民) ◎唐沢俊一・上野俊哉 青木摩周(以下「青」):昨日、上野俊哉について調べていたら、また惑星開発委員会にたどりついちゃいまして。いや、やっぱいろいろと有益な情報が満載のサイトですね。上野俊哉について俺が知りたかった視点でまとめてくれてたのは、やっぱりここだけでした。 善良な市民(以下「善」):辞典で上野やるならもうちょっと突っ込みたいと思うんですよ。ユリイカにあのエルガイムの設定まで深読みして思想やってたあの文章が堂々と載ったせいで「やっぱりアニメって文化になってないな」と思ったヤツたくさんいると

    genesis
    genesis 2006/08/21
    曰く,「〈オタク系文化〉で一番特徴的なのは“産業としては、恋愛産業として発展してきた”ということだと思っています」