今回の『天気の子』で、しっかり自分の作家性を打ち出すほうへ舵を切ったのはファンとしても嬉しく思いました。 他にもここで新海誠節フルスロットル そんな風に新海監督の作家性を前面に押し出している一方で、『君の名は。』に引き続き高揚感のある音楽、テンポの良い編集などをもって、エンタメ性とスピーディさに溢れた作劇は健在です。 RADWIMPSのボーカルのもちろん素晴らしいのですが、今回は三浦透子による澄み切った歌唱も大きな魅力。またサントラが欲しくなってしまうことは間違いありません。 もちろん、新海監督ならではの美しい画は今回もフルスロットル。雨に濡れた都会、雨上がりの爽やかさなど…もうたまらないでしょう。 そして恒例の「聖地巡礼」も行きたくなるはず。というか新宿が主な舞台であるので、首都圏で観れば割とすぐに巡礼できるのも嬉しいですね。 なお、舞台の1つである代々木会館は入場が規制されているような