『失敗のしようがない 華僑の起業ノート』(大城 太著、日本実業出版社)の著者は、30代の初めにサラリーマンをやめて起業し、現在は医療機器販売会社や医療機器メーカーなど、グループ5社のオーナーになっているという人物。 起業するにあたっては、とある華僑の富豪に弟子入りし、華僑流のビジネス、華僑流のお金儲けを学んだのだそうです。なんでもその方は、華僑社会では知らない人はいないというほどの、日本にいる華僑のボス的存在なのだとか。 本書の内容はすべて、ボスの教えを綴った「起業ノート」から抜粋しました。そんな本書のいちばんのメリットは、通常日本人には明かされることのない大物華僑直伝の成功術を、弟子入りなしで(笑)学べることです。(「はじめに」より) でも、なぜ華僑なのでしょうか? そのことについて著者は、「成功の秘訣のひとつは、中国人の権謀術数を駆使した駆け引きのうまさ」だとしています。中国人と華僑は