電車での長距離移動が増え、まとまった時間ができたので、親書をいくつか読んだ。企画中だった新書を増税前の3月までに出してしまおうという出版社の意図だろうか、ラインナップに興味を惹かれるものが多かった。 インフラの呪縛: 公共事業はなぜ迷走するのか (ちくま新書) 作者: 山岡淳一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/03/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るインフラ分野が政治に翻弄されてきたことがよくわかる。公共事業は、あるべき「必要性を検討し、優先順位をつけ、実行に移す」という当然のプロセスを踏まずに進んできてしまったけど、これからは、上の世代が造ってきたものを適切にメンテして延命していく以外には方法がないので、昔ほど「政治にとって旨みのある領域」にはならないだろうなあ。ただ、どこに選択して資本を投下していくか、という「選択と集中」が国民から強く要請され
これはもう全くの妄想。自分でも妄想だと思っているので、どこかに書いたかもしれないし、このブログでも書いたかもしれないが、あまり大っぴらには書いてこなかったはずだと思います。 ・・・ 繰り返しになるけれども、ニセ科学批判やリフレ派などのネット上の運動を批判的に見るようになったのは、ネット右翼の問題が発端で、さらに言えば人権擁護法案反対運動に対する批判を続けているうちにネット右翼に注目することになったのです。 ただ、ネット右翼のようなネット上の運動をダイレクトに扱うのは、このブログの当初の時点ではやや飽きており、また多少静かにやりたかったので、したがってあまり政治性は明確ではない(が、本当は政治的な)ニセ科学批判にまず手を付けた、というわけです。そのため、より明確に政治的な運動であるリフレ派に対する批判をするのはかなり後になってからで、相当慎重にやり始めました。 では、人権擁護法案反対運動とは
Britain should leave the EU if Europe's judges trample on our basic protections (ECJが僕らの基本的保護を踏みにじるなら英国はEUを離脱すべき) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph: 8:44PM BST 30 Apr 2014The ECJ is a force to be reckoned with, or preferably kept at a very safe sovereign distance 欧州司法裁判所は頼るべき力か、出来ればたっぷり距離を置くべきもの。 The European Court of Justice (ECJ) has come close to destroying the last good reason for Britain t
Pfizer boss in charm offensive as MPs move to protect AstraZeneca (ファイザーCEO、英議会のアストラゼネカ防衛に魅力攻勢) By Louise Armitstead, Chief Business Correspondent, and Denise Roland Telegraph: 6:58PM BST 29 Apr 2014Ian Read holds string of meetings with senior Government figures as Business Select Committee raises concerns about UK's "national interests" ビジネス特別委員会が英国の「国益」に関する懸念を提起する中、イアン・リード氏が政府幹部と次々に会談。 Pfizer's
全体ではプラス1.5%で不足感、左官と配管工に大きな不足感あり…建設業界の人手不足状況(2023年11月分まで)(最新) 以前掲載した記事【建設業界の人手不足状況(2014年3月時点)】において、国土交通省の定点観測的調査「建設労働需給調査」の値を基に、建設業界の人材不足状況を当時の最新データ分について精査した。今回は2023年12月25日に発表された最新版となる2023年11月分までを含め、今データを用い、中長期的な同業界の人材不足感の推移を確認する。ここ数年の不足感の実情を、過去との比較で見ていくことになる(【発表リリース:建設労働需給調査結果】)。 建設業界の人材過不足率を長期的に見ていく 「建設労働需給調査」の調査概要、および過不足率の算出方法は先行記事の「建設業界の人手不足状況をグラフ化してみる(2014年3月時点)」にある通り。まずは時系列データを容易に取得可能な1994年分以
“ベーシックインカムがあれば、たとえ住民税を払わない無職の人、低所得の人でも、ただ住んでいるだけで需要が発生して地域経済にプラスになります。” http://t.co/4EbdHwuxg3
ほかにもたとえば軽減税率か給付付き税額控除かみたいな話とかでもそうですが、「介入に差をつけない」系の政策は、「個別具体的に対応しましょう」という議論の一見したもっともらしさに、基本敗北を重ねてきたと思うわけです。
消費者を熱狂させるにはどうすれば良いか。ビジネス本では語られない「ヒトの感情」について、急速に注目を集める不思議な名前の脳科学者が現れる。異端の経営コンサルタントが岩井克人氏との対談から、新しい競争戦略を探る。 情に棹させば流される 小栁 祐輔 (こやなぎ・ゆうすけ) 博報堂コンサルティング 東京大学経済学部卒業。同大大学院経済学研究科修了。(修士論文指導教官:岩井克人教授) 大学院修了後、Credit Suisse証券投資銀行部門入社。その後、PEファンドにて、投資先企業の取締役としてバリューアップ業務に従事。米系戦略コンサルティングファームMonitor Groupを経て現職。 我慢しなければならない。どんなに悔しくても、怒りがこみ上げても、大人には笑顔を作らねばならない場面がある。家族を背負えば猶更である。そうして笑った顔は醜い。感情を抑えることが出来ないことが、ひきつった目つきにも
『ヤバい統計学』の著者でマーケティング分析のプロ、カイザー・ファングの記事をお届けする。グーグルのインフルエンザ予測モデルが失敗した事例を基に、ビッグデータの現状と課題を考える。本誌2014年5月号(4月10日発売)特集、「アナリティクス競争元年」の関連記事第6回。 2013年に出版されベストセラーとなった『ビッグデータの正体』(邦訳は講談社)の第1章の冒頭で、共著者のビクター・マイヤー=ショーンベルガーとケネス・クキエはGoogleインフルトレンド(GFT:Google Flu Trends)を取り上げている。そこでは、グーグルがいかにして数千億回の検索を含む5年分のウェブ上のログをマイニングしてアルゴリズムを組み立てたか、そして「どうしても報告に遅れが生じる政府の統計データよりも、有効でタイムリーなインフルエンザ指標であると実証済みの」45個の検索ワードを用いたインフルエンザ予測モデル
という趣旨のリッチモンド連銀のWPが上がっている。論文のタイトルは「Optimized Taylor Rules for Disinflation When Agents are Learning」で、著者はTimothy Cogle(NYU)、Christian Matthes(リッチモンド連銀)、Argia M. Sbordone(NY連銀)。 以下はその要旨。 Highly volatile transition dynamics can emerge when a central bank disinflates while operating without full transparency. In our model, a central bank commits to a Taylor rule whose form is known but whose coefficie
引き続き、フィッシャー式逆さ眼鏡派ネタ。 Josh Hendricksonが、先週、同派の代表選手と目されているSteve Williamsonと直接会話し、その真意を確認したという。自ブログ「The Everyday Economist」でその内容を報告している(ノアピニオン氏(追記)経由のデビッド・ベックワース(追記)経由)。 以下はその概要。 Williamson、コチャラコタが言っているのは、基本的にフリードマンと同じこと。三者に共通しているのは、金利を固定した場合、長期的にインフレ率を決定するのは貨幣の伸び率だ、という前提。その点が理解されなかったため、コチャラコタや彼を擁護したWilliamsonは不当な非難を浴びた。 フリードマンは、名目金利が3%の時に中銀がそれを2%に下げたいと思った場合、貨幣の伸び率を増やせば流動性効果を通じて短期的にはその目標を達成できる、と論じた。し
26日エントリで取り上げたフィッシャー式逆さ眼鏡派の論理について、クリス・ディローが独自の仮説を立てている。 ディローはまず、高金利がインフレを低下させる、という通常の論理は、高金利が需要を抑制し、需給ギャップを開き、失業率を上昇させ、インフレ率を低下させる、という過程を前提にしている、と指摘する。しかし、少なくとも英国においては、失業とその後12ヶ月のインフレ率には正の相関があり、その前提が成立していないのではないか、と彼は言う。その理由として考えられるのは、高実質金利が負の供給ショックとして働き、需要を減らすだけでなく物価を上昇させるためではないか、というのが彼の仮説である。その過程について3つの可能性を彼は挙げている: 高実質金利によって企業が成長の追求よりも手元の現金を優先するようになり、価格を引き上げるようになる。 Fitoussi and Phelpsがこうした分析により198
Nul points for EU's stress-test comedy, but French property slump rings true (EUのストレス・テスト・コメディは零点ですが、仏不動産不況は本物みたい) By Ambrose Evans-Pritchard Economics Telegraph Blog: Last updated: April 29th, 2014Be careful if you are planning to buy a house in France. The EU stress test for banks released this morning expects French property to fall 1.6pc this year and another 1pc in 2015 even if things go well
US hits Russia's oil kingpin Igor Sechin with first energy sanctions (米国、ロシアの石油王セチンCEOにエネルギー制裁第一弾をお見舞い) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph: 10:05PM BST 28 Apr 2014The US Treasury blacklisted Igor Sechin, the mastermind of the Kremlin's energy strategy and Russia's second most powerful man 米財務省がロシア政府のエネルギー戦略の首謀者であり同国第2位の権力者であるイーゴリ・セチン氏をブラックリストに載せました。 The US has tightened the noose yet further on
BP and Shell exposed as US prepares first warning shot against Russia's oil and gas industry (米国がロシアの石油ガス産業に対する威嚇射撃第1弾準備でBPとシェルが第一線に) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph: 1:28PM BST 27 Apr 2014 Firms may be forced to curtail operations as G7 powers prepare to launch new sanctions G7が追加制裁の実施準備を行っているため、両社はオペレーション縮小を余儀なくされるかもしれません。 Britain's top energy companies face an extremely delicate situation
国交省の試算では、2015年には14万5000人のドライバー不足に陥るといわれている運送業界。そんな中、同じく人手不足で困窮する建設業界では、外国人労働者の受け入れ拡大の動きが活発化している。 政府は4月4日、関係閣僚会議を開き、震災復興や東京オリンピックのインフラ整備などで人手が不足する建設業で、外国人労働者の活用を拡大する緊急対策を決めた。試算によると建設業界では、2015年から2020年の6年間で延べ15万人が不足するといわれている。そのうちの7万人を外国人労働者で補いたい考えだ。受け皿となっている「技能実習制度」は建設業や製造業、農業などに途上国の研修生を受け入れ、最長で3年間の在留を認めている。今回は建設業に限定しての措置で、「特定活動」を使えば計5年間の滞在ができ、再来日する研修生であれば通算で6年の滞在も可能になる。不法就労などが行われないよう、国交省が受け入れ企業を検査・監
「政治」というと、「難しそう」「私には関係ない」「偉い人がなんとかしれくれる」と敬遠してしまいがち。しかし、今まで目を向けてこなかっただけで、当たり前だけれど、政治と私たちの生活はつながっている。経営ストラテジストで作家、そして1児の母でもある坂之上洋子さんが、「あまり知られていないけれど、実はいい政策」をフューチャーし、ビジネス目線、ママ目線、NPO目線で、素朴な疑問を明らかにしていく。 ※前編はこちら:障がい者が自立すれば、みんなが元気になれる 日本の原風景は人口10万人以下のスモールシティ 坂之上:「地域が自立しろ」というお話ですが、市長は、政府に「市の職員の給料を下げろ」と言われたとき、全国で1人だけ「俺は下げない!」と反発しましたよね。これはすごいと思って(笑)。この戦いは、もう終わったんですか? 片岡:国がペナルティを科すらしいです。 坂之上:どういうペナルティですか? 片岡:
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