TPP交渉参加に関して、自民党が堂々と公約違反をしている。自民党というか、安倍首相が暴走しているようにも見える。このことについて、自民党や同党の議員に投票した人たちはどう考えているのだろうか。筆者は自民党に投票していないが、もし投票していたら怒ると思う。 昨年末の第46回衆院選で、自民党は「重点政策2012」というパンフレットを作成している。そこには、自民党が政権を獲ったらどのように舵を取るのか、すなわち政権公約が記されている。公約は、以下の順で項目別に宣言されている。「Action 1」が「経済再生」、「Action 2」が「教育再生」、「Action 3」が「外交再生」、そして「Action 4」が「暮らしの再生」となっている。 安倍首相が堂々と公約に違反しているのは、「外交再生」のTPPに関する部分である。そこには「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します」と