2日午前、大阪市中央区西心斎橋の市道で、道路を歩いていた京都府亀岡市の浦田東吾さん(21)がワゴン車の底部に巻き込まれて約20メートル引きずられ、重傷を負った事件で、南署は同日午後、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失傷害の疑いで、大阪府柏原市の派遣社員、松川貴俊容疑者(23)を逮捕した。署員が目撃したナンバーからワゴン車を割り出した。 松川容疑者は「バックを続けたことで、大けがをさせた」とひき逃げを認め、「アメリカ村のクラブでビールなどを飲んでいたので、検問から逃げた」と供述しているという。 調べでは、松川容疑者は事件当時、助手席に友人を乗せてワゴン車を運転。友人を自宅まで送る途中で検問中の南署員に停止するよう求められたが、振り切って約100メートル逃走した。前方が赤信号になったためバックした際、後ろを歩いていた浦田さんをはね、重傷を負わせた疑い。