タグ

批評に関するharuka23のブックマーク (6)

  • 栄冠はオレに輝く 「風立ちぬ」 - 挑戦者ストロング

    風立ちぬ [Blu-ray] ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社Amazon宮崎駿の新作「風立ちぬ」を新宿ピカデリーで観ました。以下ネタバレ感想。 二郎は美という呪いに囚われた、永遠の奴隷だ。それでも懲りない、懲りないのが凄い。 (★4) 死期が近づいた作家は子供に還ったかのように、自身の生涯を貫くテーマを正直にゴロリと吐き出すものらしい。たとえば教える者と教わる者、教育と学習を大きなテーマとしていた黒澤明は、遺作「まあだだよ」で身も蓋もない甘々の師弟の姿をぬけぬけと描いていた。宮崎駿の場合それは、職能至上主義と高純度のオタク人生にあたるようだ。「風立ちぬ」は堀越二郎と堀辰雄の物語であると鈴木敏夫は笛を吹いているが、その実態は宮崎駿の理想化された自伝である。そもそも紙の上で鉛筆を走らせてありもしないものをでっちあげるアニメ屋の仕事は、設計士のそれによく似ている。アニメーションという特殊

    栄冠はオレに輝く 「風立ちぬ」 - 挑戦者ストロング
  • 新春特別対談:「踊る大捜査線」とは何だったのか【1/7】

    「踊る大捜査線」とは何だったのか 速水健朗×佐野亨 2012年――劇場版第4作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』をもって、1997年のTVシリーズ開始から15年間続いた「踊る大捜査線」の幕が閉じられた。国民的大ヒット作とうたわれる一方で、厳しい批判の声も数多く聞かれたシリーズ。そんななかで筆者には、肯定的にせよ否定的にせよ、重要と思われるテーマ、キーワードが語り落とされているのでないかとの疑問があった。そこで今回は、ライター・編集者の速水健朗さんとともに、「踊る大捜査線」という作品が残した功と罪、その質について語り合った。(構成:佐野 亨) 「踊る大捜査線」のリアリティ 佐野 僕が速水さんと話をしてみたいと思ったのは、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』の劇場公開が始まった直後に、速水さんがご自身のブログに書かれた感想を読んだからなんです(※1)

  • オイディプスの神話 - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~

    「タイガーマスク運動」によってにわかに伊達直人が注目を集めていますが、実は、『タイガーマスク』は梶原一騎のキャリアにおいて特異な地位を占めている作品です。 タイガーマスク (7) (講談社漫画文庫) 作者: 梶原一騎,辻なおき出版社/メーカー: コミックス発売日: 2001/10メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (5件) を見るこの作品は、1968年から69年まで講談社の月刊誌「ぼくら」に、69年から71年までは「週刊ぼくらマガジン」に、71年後半は「週刊少年マガジン」に、と雑誌の休刊やリニューアルに合わせて掲載誌を異動しながら連載されました。 とくに71年の「ぼくらマガジン」休刊が与えた影響は大きく、永井豪の『魔王ダンテ』もこのため未完に終わったのですが、「ぼくら」時代から看板作品だった『タイガーマスク』はさすがに打ち切りにはならずに「少年マガジン」に移籍します。

    オイディプスの神話 - 男の魂に火をつけろ! ~はてブロ地獄変~
  • 童貞ミュージックとヤリチンミュージック(J-POPと自分探しPart.9) - kenzee観光第二レジャービル

    司会者「速水さんから大変に愛のこもったトラックバックをいただきました」 kenzee「イヤー嬉しいですね。ていうか速水さんて「オレはミスターファスト風土」とか言うワリに都会モンだよね」 司会者「瀧見憲司とか神田朋樹のラブ・パレードにフツーに通っていたとは!」 kenzee「スチャダラのLBまつりの打ち上げなども目撃していたのだろう! イエローにおけるU.F.OのJazzin'、DJ BARインクスティックにおける小林径、荏開津広、田島貴男のミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ、橋徹ののサバービア・パーティーなどにも通っていたに違いない。そしてオレはどれも実際に見たことない」 司会者「プッ。kenzeeって所詮田舎者だからなあ。奈良生まれ渋谷系育ちヒョロそうなヤツは大体友達だからなあ」 kenzee「で、そんな全身小説家ならぬ全身渋谷系の速水さんが「渋谷系はニューヨークの動きとのリンクだ」

    童貞ミュージックとヤリチンミュージック(J-POPと自分探しPart.9) - kenzee観光第二レジャービル
  • 『踊る』=平成ライダー説: 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 - 冒険野郎マクガイヤー

    自分はだいたい映画を週に一のペースで観ているわけですよ。一年に換算するとだいたい50くらい。一説によるとシネフィルと呼ばれる、或いは自称する為の最低ラインは年間100らしいので、中途半端な映画オタと考えてくれて間違いない。 そんな映画半可通が今まさにネタとして語りまくり、こき下ろし、ディスりまくる映画といえば『踊る大捜査線 THE MOVIE3』だ。 だが、自分はこの映画、というかこのシリーズ、結構好きなんだよね。 カネよりも時間が惜しいので、基的にどう考えてもつまらなさそうな映画は観ないと決めている。だから『アマルフィ』も『ALWAYS』も未だに観てないし、将来観る気も無いし、『DRAGONBALL:EVOLUTION』を観るくらいならば、アニメの方の映画版*1を観た方が良い、というスタンスだ。そんな自分が何故『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観るのかというと、やっぱり、面白

    『踊る』=平成ライダー説: 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 2010年に音楽について書くということ(枡野浩一さんへの手紙) - kenzee観光第二レジャービル

    歌人の枡野浩一さんからトラックバックをいただきました。 http://masuno.de/blog/2010/04/28/post-177.php (「土俵に立つということ」枡野浩一公式blog枡野書店2010年4月28日のエントリー) まずは、お忙しいなか、時間を割いて私の文章を読んでくださったことに感謝したい。 また同じ雑誌の特集に掲載されるという偶然がなければ私の文章が枡野さんの目に触れることもなかったわけで、このような偶然を用意してくださったミュージック・マガジン編集部に感謝したい。 その上で、トラックバック先の枡野さんの記事にいくつか疑問があり、いつものコント形式では正確な意図が伝わりにくいという判断から今回はこういう形でお送りしたい。 前回の記事で、私は「自分の商業原稿に落ち度があった」という発言をしている。いつも読んでくださっている方なら理解いただけると思うが、あれは私の中で

    2010年に音楽について書くということ(枡野浩一さんへの手紙) - kenzee観光第二レジャービル
  • 1