経団連の榊原会長は23日の記者会見で、衆議院選挙の結果について、安定的な政権基盤が維持されたとして、歓迎する意向を示すとともに、今後、財政再建に向けた消費税率の引き上げや社会保障制度の改革などを求める考えを示しました。 また、憲法改正に向けた議論について、榊原会長は「改憲論議も重要だが、経済界としては、経済最優先の政策運営を基本姿勢としてやっていただきたい」と述べました。
経団連の榊原会長は23日の記者会見で、衆議院選挙の結果について、安定的な政権基盤が維持されたとして、歓迎する意向を示すとともに、今後、財政再建に向けた消費税率の引き上げや社会保障制度の改革などを求める考えを示しました。 また、憲法改正に向けた議論について、榊原会長は「改憲論議も重要だが、経済界としては、経済最優先の政策運営を基本姿勢としてやっていただきたい」と述べました。
菅官房長官は午後の記者会見で、記者団が、当初、怪文書と指摘したことを撤回する考えがあるか質問したのに対し、「報道された文書などは出どころや入手経路が不明瞭なもので、信ぴょう性もよくわからない文書であると思っている。私自身や、さらに私の補佐官について言及されている部分があったが、私の関係の部分は全くそうしたことはなく、私の補佐官は担当が違っている。『怪文書』という言葉だけが独り歩きしているのは極めて残念だ」と述べました。 そのうえで菅官房長官は、記者団が追加調査までに時間がかかり、結果として文書が出てきたことへの責任について質問したのに対し、「大変申し訳なかったと思うし、政府としては真摯(しんし)に受け止めたい」と述べました。 一方、菅官房長官は国家戦略特区での大学の獣医学部の新設について、「特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定、いずれのプロセスも関係法令に基づいて適切に実施しており
大阪市の橋下市長は、28日夜、みずからが代表を務める地域政党の「大阪維新の会」の会合で、「大阪維新の会を国政政党化したい。年内に道筋を付けたい」と述べ、新党の結成を視野に入れて、今後、行動していく考えを示しました。 これを受けて、橋下氏が代表を務める地域政党の「大阪維新の会」は、28日夜、大阪・枚方市で会合を開き、今後の対応を協議しました。 出席者によりますと、会合で、橋下市長は、離党届を提出した経緯を説明したうえで、「維新の党の代表を代えるとか、そういうこそくな作戦はとらない。大阪維新の会を国政政党化し、全国に向けて発信していきたい。年内に道筋を付けたい」と述べ、新党の結成を視野に入れて、今後、行動していく考えを示しました。 また、橋下氏は、「大阪維新の会で、来年夏の参議院選挙、そして衆議院選挙といった国政選挙に候補者を立てていく。正々堂々と大阪維新の会として各地で候補者を立てて戦ってい
東京都議会で去年、女性議員に「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と不適切なやじを飛ばした責任を取って、自民党会派から離脱していた鈴木章浩議員について、都議会自民党は「1年たち、本人も反省している」として会派への復帰を認めました。 鈴木議員は、この問題の責任を取って自民党会派から離脱し、無所属の議員として活動してきましたが、30日自民党会派に復帰しました。 鈴木議員の復帰について、都議会自民党の相川博幹事長は「地元から復帰を求める要望が強く、騒動から1年たち、本人も反省しているため、会派で話し合った結果、認めることにした」と話しています。 都議会のやじ問題を巡っては、去年9月、再発防止に向けて男女共同参画について議論する議員連盟の会長に就任した自民党の議員が「『結婚したらどうだ』と、プライベートの場では私だって言う」などと発言し、再び批判を受けて謝罪しています。 議員連盟では、セクハラにつ
自民党は、いわゆる『東京裁判』の判決内容や、今の憲法の制定過程などについて、党の政務調査会に新たな組織を設けて、検証を始める方針です。 これに続いて、自民党は党内の意見を受けて、いわゆる『東京裁判』の判決内容や、今の憲法の制定過程、それに、戦後のGHQ=連合国軍総司令部の占領政策などについても、党の政務調査会に新たな組織を設けて検証を始める方針です。 稲田政務調査会長は「東京裁判の結果を否定するつもりはないが、その理由の中に書かれた歴史認識はずさんなもので、日本人自身が検証する必要がある」と話しています。 自民党内では、こうした動きの一方で、若手議員らが歴史の教訓を党の政策立案に生かすとともに、党内に政治理念などを巡って多様な意見があることを示そうと、有識者や戦争を体験した人たちから話を聞く勉強会を開いており、戦後70年の節目に合わせて歴史の評価を巡る議論が活発になっています。
20日午前、東京電力福島第一原子力発電所で汚染された雨水を処理する装置の配管から、水が漏れるトラブルがありました。漏れた水は装置の下の受け皿にとどまり、外部への影響はないとしていますが、本来開いている弁が閉まっていたことが原因とみられ、東京電力で作業ミスがなかったか手順を調べています。 漏れた量はおよそ20リットルで、この水にはベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり2万4000ベクレルという高い濃度で含まれていますが、すべて装置の下にある受け皿にとどまっていて、東京電力は外部への影響はないとしています。 東京電力によりますと、本来開いているはずの弁が閉まっていたということで、この結果、配管の圧力が高まり、継ぎ手付近から水が漏れたとみて、作業ミスがなかったか手順などを調べています。
大阪市の橋下市長は、記者団に対し、市職員の労働組合の事務所をめぐる裁判で、10日、大阪地方裁判所が、庁舎内の部屋を組合の事務所として使わせることなどを命じた判決を不服として、控訴する方針を示しました。 この裁判は、大阪市が、橋下市長の指示で、職員の労働組合に対し、庁舎内の事務所を明け渡すよう求めたことについて、組合が、不当な介入だと訴えていたものです。 大阪地方裁判所は10日、「職員の団結権などを侵害する意図が市長にあったとみざるを得ず、市長の裁量権を逸脱・乱用したもので、違法だ」などと指摘して、市に 対し、庁舎の部屋を組合の事務所として使わせることなどを命じました。 判決について、橋下市長は、記者団に対し、「僕は、労働組合の権利は保障すると言っており、団結権を侵害する意図はまったくない。 裁判所の完全な事実誤認であり控訴する」と述べました。 また、橋下市長は、「選挙で選ばれた僕の判断が、
田村厚生労働大臣は、NHKの「日曜討論」で、高齢者の働き方が多様化していることを踏まえ、現在、個人の選択で公的年金の支給開始年齢を70歳まで繰り下げられる制度について、75歳程度まで広げられないか検討する考えを示しました。 公的年金の支給開始年齢は、国民年金では原則65歳ですが、個人の選択で支給開始年齢を70歳までの範囲で繰り下げた場合、1か月当たりの支給額が増える仕組みがあります。 これについて田村厚生労働大臣は、「自分がいつまで働けるか、状況を見ながら支給開始年齢を選ぶことは、自分の意思でできる。今も70歳までは選択できるが、これを例えば75歳まで選択制で広げる提案が与党から出されていて、一つの提案だと認識している」と述べ、高齢者の働き方が多様化していることを踏まえ、公的年金の支給開始年齢の範囲を75歳程度まで広げられないか検討する考えを示しました。 また田村大臣は、現在60歳までとな
オリンピック柔道の金メダリスト、内柴正人元選手が、酒に酔った大学の女子柔道部員に暴行した罪に問われた裁判で、最高裁判所は無罪を主張していた被告の上告を退ける決定をして懲役5年の実刑判決が確定することになりました。 アテネと北京のオリンピックで連続して金メダルを獲得した元柔道選手の内柴正人被告(35)は、3年前客員教授を務めていた熊本県内の大学の女子柔道部員が酒に酔って寝ている間に暴行した罪に問われました。 裁判で被告は「同意があった」と無罪を主張しましたが、1審と2審は「被害者の話は信用できる」などと指摘していずれも懲役5年の実刑を言い渡したため、上告していました。 これについて最高裁判所第2小法廷の山本庸幸裁判長は24日までに上告を退ける決定をしました。 この結果、無罪を主張していた内柴元選手に対する懲役5年の実刑判決が確定することになりました。
韓国出身の日本の評論家、呉善花氏が韓国のインチョン空港で入国を拒否されていたことが分かり、韓国への厳しい評論活動を行っていることが影響したものとみられます。 これは28日、韓国インチョン空港の出入国管理事務所が明らかにしたもので、27日午前、大韓航空便で到着した呉善花氏に対し、出入国管理事務所は入国を拒否し、呉氏は27日のうちに日本行きの便で戻ったということです。 入国を拒否した理由について、出入国管理事務所は「個人的なことなので、本人以外に明らかにすることはできない」としています。 呉善花氏は、韓国出身で日本に長く住み、現在は日本国籍を取得していて、拓殖大学の教授を務めています。 また、韓国に対する厳しい評論活動でも知られ、韓国ではメディアが批判的に報じるなど反発が出ていたことから、今回の入国拒否という韓国政府の判断にはそうしたことが影響したものとみられます。
国土交通省によりますと、今回事故が起きた笹子トンネルの上り線と同じように天井板があり、つり金具で支えている構造のトンネルは、全国に49か所あることが分かりました。 つり金具で支えている天井板があるのは、次のトンネルです。 まず、高速道路各社が管理するトンネルです。 【東日本高速道路】▽関越自動車道の関越トンネルの上下線。 ▽北陸自動車道の能生トンネルの下り線、高の峰トンネルの下り線、市振トンネルの下り線、子不知トンネルの上り線。 ▽アクアラインの東京湾アクアトンネルの上下線。 ▽長野自動車道の立峠トンネルの下り線。 ▽上信越自動車道の五里ヶ峯トンネルの上り線、太郎山トンネルの上り線、八風山トンネルの下り線。 ▽圏央道の菅生トンネルの上下線。 【首都高速道路】▽中央環状線の飛鳥山トンネルの内回りと外回り、山手トンネルの内回りと外回り。 ▽1号羽田線の羽田トンネルの上下線。 【中日本高速道路】
年金支給開始年齢 引き上げ検討へ 10月9日 6時35分 厚生労働省は、年金の支給開始年齢について、急速に進む少子高齢化に対応するには、将来的に68歳から70歳程度へ引き上げることを視野に検討を進める必要があるとして、今週から本格的な議論を始める方針です。 年金の支給開始年齢を巡っては、厚生年金について、男性は2025年度、女性は2030年度までに段階的に65歳まで引き上げ、基礎年金と合わせることがすでに決まっています。これについて、厚生労働省は、急速に進む少子高齢化に対応するには、さらに68歳から70歳程度へ引き上げることを視野に検討を進める必要があるとして、今週から社会保障審議会の部会で本格的な議論を始める方針です。具体的には、引き上げるスケジュールを3年に1歳ずつから2年に1歳ずつに早めて、65歳への引き上げ時期を前倒ししたうえで、基礎年金とともに、68歳から70歳程度へ引き上げる案
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