記事がだらだらと長くなってしまったので先に結論を書いておくと、民話『大工と鬼六』の元ネタの主人公は聖王オーラヴ2世で、クヌート大王(『ヴィンランド・サガ』のクヌート)率いる侵略軍に王座を奪われたノルウェー王だった、という話です。ヴィンランド・サガにオーラヴ2世が直接出てくるわけではない(見落としている、もしくはこれから出てくるかもしれない)ので、正直タイトル詐欺である。のっけから申し訳ありません。 さて、先日、年少さんたちに絵本を読み聞かせる機会があったので、『だいくとおにろく』を持っていきました。集団への読み聞かせは初めてで、どう転ぶか分からなかったので、とにかく体当たりで臨もうと、顔芸が効くこの本を選んだのでした。顔芸ポイントは鬼の「うんにゃ、ちがうちがう」というセリフで、ここを思いきりニヤニヤして言えば笑いが取れるはず、少なくともコハシはいつも笑ってくれる……やるよ……あたしゃ人を捨