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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (8)

  • たまに図書館関係者の文章でパワハラ司書を連想してしまう - 火薬と鋼

    結構前のことだが、ある図書館関係者の書いた文章を読んでいて妙に腹が立ったことがある。内容に間違いはないし、不快な表現が使われているわけでもない。ではどこに引っかかったか。後で思い返すと、どうもその人の書いている内容に自分が知っているパワハラ司書の仕事ぶりと被る要素があって、不快感につながったようだ。単なる連想のようなものだが、過去の嫌な仕事を思い出すのはどうしようもない。 私は図書館委託会社での経験が長く、数多くの図書館で働いてきた。図書館委託のうち、部分委託という形式だと直接雇用の図書館司書と委託会社の司書とが入り混じって仕事をすることになる。委託というのは業務請負で、就業場所や仕事内容、指揮命令関係は発注者と分かれていなければならないのだが、図書館業界(特に大学図書館)はこの点あまり厳格ではない。直接雇用の正規・臨時の図書館司書が請負の司書に直接業務指示を出していることが多々ある(これ

    たまに図書館関係者の文章でパワハラ司書を連想してしまう - 火薬と鋼
  • 図書館委託のネック「引継ぎ」 - 火薬と鋼

    図書館業務を民間会社が受託する場合、引継ぎでトラブルが生じることがある。また、他社からの引継ぎでもトラブルが起きることがある。 私はどういうわけか引継ぎでトラブルを抱えた図書館委託の仕事の尻拭い役として投入された経験が多く、複数の企業での大学図書館・公共図書館委託の実態を知っている。 一体どのような原因によってどのような問題が起きるのか、一般化は難しいが事例を書いてみよう。ただし、色々と情報を伏せているので、分かりにくいかもしれない。 委託契約時の問題 契約時に問題となるのは、図書館の業務内容そのものに理解のない人間ばかり関わる事である。 図書館業務の外部委託の仕様書がどのように決まるのか、皆さんは経験したことがあるだろうか。私は何度か立ち会ったが、受託業者が持ち込んだテンプレをそのまま仕様書にしてしまうパターンがある。個々の事情とか一切無視。既存の図書館職員とのやり取りも何もないのだ(も

    図書館委託のネック「引継ぎ」 - 火薬と鋼
  • 大学図書館の委託について、覚え書き (追記あり) - 火薬と鋼

    最近Webで大学図書館業務の委託についての話を読んだ*1。 自分もそうした委託の業者で働いたことがあるし、交流もあるのでいくつか知っていることがある。 具体的には丸善、紀伊国屋、TRC、ナカバヤシ、埼玉福祉会の仕事は関わったか隣で見ているか、とにかく一部知っている。 業者側の話はあまり語られないので、ここで少し自分が知っていることをまとめておこう。 あまりまとまりが良くない上に経験に限度があるが、何かの参考になるかもしれない。 契約について 図書館業務を請負で行う会社は、おおむね図書館用品や書籍販売などいくつかの業務で図書館とつながりを持っている(そうではない会社もある)。 最も、図書館業務の営業と用品・書籍販売の営業は違う部署であることが普通だけど。 大学側は、つながりの深い業者とやり取りをするか、複数業者で競争入札を行う。 価格だけではなく、「大学とのつながり」が重視される例をいくつも

    大学図書館の委託について、覚え書き (追記あり) - 火薬と鋼
  • 図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼

    図書館(公共や大学ほか)の民間委託について、人員確保の面から書いてみる。 図書館の民間委託について、色々話題になっているが、この点はあまり知られていないと思う。 複数の図書館委託企業で働いた経験を元にまとめてみた。 図書館委託の人集め 委託会社では「常に多くの人材をプールして契約が決まったら送り込む」という方式はあまりとらない。委託の契約が決まってから契約条件にあわせて募集を出し、人員を集める。この他に委託会社は登録制度と言ってフリーの人材を履歴書や面接などで登録しておき、契約が決まれば条件にあった登録者にも声をかける。また、他の図書館に委託として入っているスタッフに異動してもらうという事もある。 予定通りの人数やスキルの持ち主が常に揃うとは限らない。登録者は大体別の仕事についてしまっているか条件が合わない。ほとんどの場合は募集した人員と他からの異動で対処している。登録者が入る例は多くない

    図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼
  • 図書館総合展の「“武雄市図書館”を検証する」 - 火薬と鋼

    第15回図書館総合展に行ってきた。 今回は「“武雄市図書館”を検証する−ニュースとなった〈武雄〉から〈公共図書館界〉がみえてくる−」(公式)を聞いた。 パネリストは 佐賀県武雄市長・樋渡啓祐氏、 慶應義塾大学文学部教授で私の大学・大学院の恩師である糸賀雅児氏、 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株式会社プロジェクトリーダー高橋聡氏、 コーディネーターは湯浅俊彦氏(立命館大学文学部教授)。 これまでの報道の中には糸賀先生が武雄市図書館の現状について肯定的ととられるような記事もあったが(糸賀先生を知っている身としてはメディアによる編集を疑うほど)、今回のフォーラムではかなりつっこんでいた(あれでも甘いという人もいるかもしれない)。 糸賀先生の指摘は、図書館としての各スペースと利用の実態についての話が中心。 「目的外使用のスペースが多く、図書館資料が使われず、スタバで雑誌を読んでいる利

    図書館総合展の「“武雄市図書館”を検証する」 - 火薬と鋼
    haruka_nyaa
    haruka_nyaa 2013/10/30
    図書館総合展は一般の方も参加できますよ!
  • 大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼

    少し前の話だが、職場に大学図書館司書狙いのたちの悪い電話営業があった。なぜ大学図書館司書狙いと分かったかというと、向こうが「現在、大学図書館図書館員の方を対象に〜」と説明していたのだ。 その営業の電話の内容はかなり迂遠なもので、全部聞いていないので、結局何が売りたいのか分からなかった(営業は私狙いだが、電話をとった他の職員も多少相手をしている)。しかしまともな営業ではないことは明らかだった。同じような営業が他の図書館にも行くかもしれないので、注意のため書いておこうと思う。 覚えている範囲でまとめる。 ・社名は一応名乗る。ただし、電話を聞きながらGoogle検索したらその会社名でそれらしい会社はヒットしなかった。 ・冒頭の話は年金関係。「年金が減ることをご存知ですか」というのが話の一番の振り。恐らくそれで興味を引く戦略なのだろう。 ・説明の大半はこの年金が減る事とその対策について。ただし、

    大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼
  • 図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼

    今回は、図書館歴史修正主義や人種憎悪にどう対するかという問題の有名な事例を紹介する。 当は一年前に書く予定だったが、色々あって遅れてしまった。 はてなでもヘイトスピーチを規制するかどうか、あるいは有害図書を規制するかどうかといった表現の自由に関する議論がしばしば起きている。この種の図書館での事例を紹介するのも、何かの参考になるかもしれない。 これまでも図書館と表現規制に関連した話題をいくつか紹介してきた。 関連エントリ: 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(1) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(2) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(3) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(4) - 火薬と鋼 図書館BL図書を置く問題について、参考になりそうな話(5) -

    図書館と歴史修正主義・人種憎悪 - 火薬と鋼
  • 管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼

    かつて、私は複数の管理栄養士養成課程のある大学の図書館で委託として働いたことがある。普通の大学図書館とは少し異なるところがあり、そこから管理栄養士養成課程と大学図書館のかかわりについて思うところがあるので、書いてみよう。 管理栄養士のための蔵書 一般に、管理栄養士のテキストとして出版されているというのは、ほとんど決まっている。これは、図書館情報学のテキストが特定の出版社のシリーズものばかりというのと近い。しかし、実際には講義で指定される参考図書や教科書はもっと幅広い。これは、いくつかの医学分野のや、社会、教育に関する領域は栄養士向けではないが多く出版されているからだ。 また、調理実習が多いため一般向けの料理もかなり所蔵している。もちろん特定の疾患を抱えた人向けの料理もある。料理については、かなり公共図書館に近いところがある。料理は結構古いものでも学生に利用される。 逆に、

    管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼
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