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ブックマーク / negadaikon.hatenadiary.org (7)

  • 「最近の図書館システムの基礎知識」を読んで考えたこと - みちくさのみち(旧)

    最近の図書館システムの基礎知識 『専門図書館』264号(2014年3月)に掲載された林豊氏の「最近の図書館システムの基礎知識―リンクリゾルバ、ディスカバリーサービス、文献管理ツール」という記事を読んだ。 『専門図書館』の図書館システム特集に解説記事を書きました - ささくれ 最近、図書館情報学に関する情報収集のお仕事にほんの少しだけ関わり始めたこともあって、ふだんあまり意識的には読まないシステム系の論文も、勉強しないままではいけないなと思っていた矢先。このテーマで、しかも林さんの執筆とあればこれはと思い、さっそく読んでみた。 『専門図書館』は色々な特集をしているが、今回は「図書館システム2014」と題する特集で、林さんの記事の後には、各社の製品紹介が続々と続く。ちょうど巻頭論文+総説のような感じになっていて、もうなんというか大御所のようであると思ったりした。さすがすぎる。 同記事で紹介され

    「最近の図書館システムの基礎知識」を読んで考えたこと - みちくさのみち(旧)
  • 辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち(旧)

    図書館におけるレファレンスってのは、何なんだろうとこの頃考えている。私がレファレンスの担当になって、ひと月ほど経った。 『夜明けの図書館』の葵ひなこさんなら、「Q.レファレンス・サービスって何」と聞かれたら、 「司書が利用者の調べもの、探しものをお手伝いするのが「レファレンス・サービス」」 と答えるのだろうか(というかそれは帯に書いてある)。いっぽう私はというと、何か釈然としないまま仕事しているところがあって、そうして再びこの問いに返ってしまうのである。レファレンスというのは、結局何なんだろうか。 夜明けの図書館(2) (ジュールコミックス) 作者: 埜納タオ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2013/05/16メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見る レファレンス・スキルとは図書館員の資質に関わることなのか、もっと普通の能力なのか。そんなことを考えつつ「昔の人ってどう

    辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち(旧)
  • 戦前期における出版法規と納本制度(図書編) - みちくさのみち(旧)

    「検閲」問題が今熱いのかどうかは知らないが、 私が出版史を意識するようになった図書館就職後以降だけ見ても、 「検閲」のは最近結構出ている。 検閲と文学--1920年代の攻防 (河出ブックス) 作者: 紅野謙介出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/10/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (15件) を見る風俗壊乱―明治国家と文芸の検閲 作者: ジェイルービン,Jay Rubin,今井泰子,大木俊夫,木股知史,河野賢司,鈴木美津子出版社/メーカー: 世織書房発売日: 2011/04メディア: 単行購入: 2人 クリック: 89回この商品を含むブログ (10件) を見る検閲・メディア・文学―江戸から戦後まで 作者: 鈴木登美,堀ひかり,宗像和重,十重田裕一出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2012/04/01メディア:

    戦前期における出版法規と納本制度(図書編) - みちくさのみち(旧)
  • 国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち(旧)

    先日出席した勉強会で、とある友人から 「国民国家を構成する図書館、という視点に対し、図書館屋はあんまりにも無自覚すぎるんじゃないか?」 ということを言われた。それを聞いて、「そうだなあ」と思ったのだが、勉強会全体の議論が明後日の方向に行ってしまいそうなところがあり、その場では議論できなかったので、後だしの宿題ということで、少し応答をしておきたいと思って書く。 いわゆる国民国家論については、私が学生時代だった頃は結構流行(そして大学院を中退する頃には徐々に終息・・・)の気味があったのだが、今回のその話を受けて、少し調べてみたら、以下のようになっていた。 NDL-OPACでタイトルに「国民国家」を含む雑誌記事を検索して集計したものである。 1990年以前は、いわゆる国民国家論の文脈とは違うと思われるので除外した。また、雑誌記事索引自体が限定されたデータベースで、採録されていない紀要類もあるので

    国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち(旧)
  • メディア・図書館・情報資源 - みちくさのみち(旧)

    前に「図書館史の勉強をはじめた理由」というエントリを書いたときにもちょっと意識していたのだが、図書館法が改正されて、司書課程に関する講義が再編されるにあたって、最近図書館資料を「メディア」と言い換える事例が多いのが少し気になっている。 メディアとはどういう意味だろうか。 すぐ想像されるのは、新聞、テレビ、ラジオ、といったマス・メディアだが、CD-ROMだってDVDだってメディアである。もちろん、図書も。そうすると「メディア」とは、図書館資料を言い換えた表現になるのだろうか。 現行図書館法では、「図書館資料」を以下のように定義している。 第三条  図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。 一  郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード及びフィルム

    メディア・図書館・情報資源 - みちくさのみち(旧)
  • 電子書籍についての一夜漬的感想 - みちくさのみち(旧)

    先日、某所で研修を受講したところ、修了要件として電子書籍が普及すると図書館ではどういう課題が出てくるか2000字で述べなさい、という課題を出された。電子書籍の話題は、いままでずっとスルーして来たのだけれど、しかし2010年のいわゆる「電子書籍元年」から約1年経ったのに、いまもただ無関心を貫いてもいられないのかな、と思うところがあって、一念発起して色々調べてみることにした。 電子書籍の論点 すでに、昨年のいわゆる「電子書籍元年」の間に出た電子書籍関連のにはどのようなものがあるのか、まとめたサイトがあり、またちょっと検索しただけでも、以下のようなまとまった記事がある。 電子書籍に関する一覧 (2010年1月〜10月に刊行)(日著書販促センター内の記事) 電子書籍で変わるか公共図書館−公共図書館を利用していますか−(ICR View) 図書館における電子書籍貸し出しサービスの可能性について

    電子書籍についての一夜漬的感想 - みちくさのみち(旧)
  • 人文系の情報特性についての更なる蛇足 - みちくさのみち(旧)

    大学図書館についてものを言える立場にないくせに、選書の参考になりそうなことをなどと甚だおこがましいことを書いて少し胸がチクチクするので、図書館情報学の分野での一つの見解としてとりあえずこのの該当箇所を読んでみた。 図書館資料論・専門資料論 (図書館情報学シリーズ) 作者: 伊藤民雄,金沢みどり出版社/メーカー: 学文社発売日: 2006/12メディア: 単行 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るこの176頁以下に学問分野ごとの情報特性についての記述がある。 まず文科系と理科系でいうと 文科系の研究情報:歴史的業績をもとにした、多元的で多義的な質・意味が問題となるような内容。複雑で範囲が広く捉えにくい。 理科系の研究情報:速報性・新規性・正確さなどを基とした内容を普遍的な言語(数式)によって表現している。構造・範囲が明確。 とされていて、さらに文科系を人文科学と社会科

    人文系の情報特性についての更なる蛇足 - みちくさのみち(旧)
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