books_eに関するharumanachikaのブックマーク (305)

  • 今月の一冊『グッドウィルで380億円を稼いだ男!?』

    5年前、人材派遣最大手のクリスタル(当時)がグッドウィル・グループ(GWG。当時)に883億円で買収された。小が大を飲み込む買収だった。ファンドが介在し、スキームも複雑で、売り手のクリスタル創業者は、買い手がGWGであることを知らされていなかった。 その後、この買収を事実上仲介したのが投資会社を経営する公認会計士の中沢秀夫で、中沢らは383億円もの利益を得ていたことが明らかになる。法人税を脱税 したまま海外へ逃亡し、やがて逮捕、起訴される。タイトルにある男とは中沢のことだ。当時、中沢の名前はどこにも出ていない。中沢と共謀したとして起訴さ れたのが書の編著者である。クリスタル株取引に直接は関与していないが、取引終了直後に中沢の投資会社の経営に携わるようになり、中沢から買収の経緯を 聞かされていた。裁判の資料なども盛り込まれていて、ファンドを使った買収劇の実態が生々しく再現されている。 経緯

  • マクロ経済分析の必須ツール=数値計算への招待!(『定量的マクロ経済学と数値計算』はしがき公開)|経済セミナー編集部

    この note では、書の「はしがき」を公開 しています。 書の特長、ねらい、全体像の紹介はもちろん、執筆の背景や書に込めた著者たちの想いがまとめられています。ぜひご覧ください! (【こちら】から、「はしがき」と「目次」をPDF形式でもご覧いただけます!) はしがき■ 書の目的書の目的は、今やマクロ経済学者にとって標準的な分析ツールの1つとなった「数値計算」の基礎的理解と、その応用方法を解説することにあります。著者の一人である山田が数値計算の勉強を始めたのは2001年、一橋大学大学院修士課程2年のときでした。一橋大学経済研究所の阿部修人先生と、当時一橋大学大学院経済学研究科に在籍していた工藤教孝先生から数値計算の勉強会に誘われたのがきっかけです。マニアックな分野だな、というのが当時の印象でした(実際は2001年当時、すでに数値計算を用いた定量的マクロ経済学の論文は一流学術誌に多数

    マクロ経済分析の必須ツール=数値計算への招待!(『定量的マクロ経済学と数値計算』はしがき公開)|経済セミナー編集部
  • 高頻度取引はなぜ減少したか

    「コンピュータがすべての決定をします。このため、市場で発生したことに対する責任は人間にはありません」と、フラッシュ・ボーイズの著者であるマイケル・ルイスは指摘しています。 米国で取引されている株式の半分以上は、人間ではなくスーパーコンピュータによって行われています。スーパーコンピュータは毎日数百万の注文を出し、ミリ秒単位の処理により取引を実行します。この高頻度取引はマーケットメーカーにより監視されます。そして大口投資家は僅差の利鞘を得るためにアルゴリズム(プログラム)やデータを駆使し、膨大な量の注文を出します。 しかし、近年スーパーコンピュータによる取引は減少傾向にあります。昨年は、10年前に高頻度取引がピークを迎えた時より約86%低下しています。 高頻度取引とは何か?そしてそれが低下した要因について考えます。 高頻度取引とは 高頻度取引とは、テクノロジーを利用し短時間で大量の取引を実行す

    高頻度取引はなぜ減少したか
  • 今も逃亡中…リーマンショックの引き金を引いた男と「共犯」し、大金をだまし取った「クロサギ」の正体(週刊現代) @moneygendai

    16年前、全世界を大不況に陥れた金融危機。その原因を辿った先にいたのは、無名のサラリーマンだった―。カネを巡って騙し騙され、二転三転していく狂乱の「コンゲーム」の全貌がいま明らかに。 文・阿部重夫(あべ・しげお)/『リーマンの牢獄』監修者。日経済新聞記者、英ケンブリッジ大学客員研究員などを経て、現在「ストイカ・オンライン」編集代表 前編記事『リーマンショックの引き金を引いた「懲役14年男」が獄中で詠んだ「ヒドすぎる俳句」の中身』より続く。 まんまとむしられる道化役 齋藤栄功氏を評して「よっぽど引きの強い人」と言った人がいた。なぜか彼の身辺では、時の人が常夜灯に群がる羽虫のようにじりじりと身を焦がす。 山一證券に自主廃業を命じた三塚博大蔵相、検察に追い詰められて自殺した新井将敬議員、上皇后の従兄で名門出の創薬起業者・水島裕氏……。そして齋藤氏もまた、高級デリヘルや愛人クラブから送り込まれて

    今も逃亡中…リーマンショックの引き金を引いた男と「共犯」し、大金をだまし取った「クロサギ」の正体(週刊現代) @moneygendai
  • 「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか?」|西浦まどか(土田)

    この一文は、1951年に書かれた渡辺一夫さんのエッセイのタイトルです(*1)。 例えば「寛容」な人の目の前に「不寛容」な人が現れた、としましょう。 このとき相手に「寛容の精神」を植え付けようとすることは、相手の不寛容さに対して「不寛容」となってしまう・・・そのパラドクス(矛盾)をついた小論です。 渡辺氏は言います。 寛容が不寛容に対して不寛容になってしまった例が歴史上いくつもある。 しかし、不寛容な手段によって寛容を守ろうとする態度は、むしろ相手の不寛容を更にけわしくするだけである。 寛容は不寛容に対して不寛容になってはいけない。 我々は、こうした悲しく呪わしい人間的事実の発生を阻止しなくてはならない、と。 彼が例に挙げるのが、宗教革命で有名なカルヴァン派の「不寛容」です。 隣人愛を説くはずのキリスト教の名のもとに、カルヴァンは「異端者」の弟子を火刑に処しました。 これはまさに、彼らにとっ

    「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか?」|西浦まどか(土田)
  • 川口大三郎君追悼資料室

    管理人は1971年4月に早稲田大学第一文学部に入学、二年生の1972年11月8日、川口大三郎君虐殺に遭遇しました。それまで川口大三郎君と面識はなかったのですが、虐殺糾弾・自治会再建運動に参加する中で、その後の人生を決定する強い影響を受けました。このサイトを開設するに至ったいきさつ・心境は、「管理人の感想」の「『2013年川口大三郎さんを偲ぶ会』に参加して」「川口大三郎君の墓参り」をご覧ください。 このサイトは、管理人の視点に基づいて作成されます。別の人が作れば、また別の視点があるでしょう。運動の中にさまざまな要素があったように、資料収集にもさまざまな立場があっていいと思います。私以外にも、事件・運動の資料収集をめざす動きもあるようです。

  • 辻信一プロフィール | ナマケモノ倶楽部

    辻 信一(つじしんいち) ​ 文化人類学者、環境=文化NGO「ナマケモノ倶楽部」代表、明治学院大学名誉教授。 1952年生まれ、1977年北米に渡り、カナダ、アメリカの諸大学で哲学・文化人類学を学び、1988年米国コーネル大学で文化人類学博士号を取得。1992年より2020年まで明治学院大学国際学部教員として「文化とエコロジー」などの講座を担当。またアクティビストとして、「スローライフ」、「ハチドリのひとしずく」、「キャンドルナイト」、「しあわせの経済」などの社会ムーブメントの先頭に立つ。『スロー・イズ・ビューティフル』、『常世の舟を漕ぎて』など著書多数。映像作品に『アジアの叡智』(DVDブックシリーズ、現在8巻)など。最新刊は『ナマケモノ教授のムダのてつがく』(さくら舎)、DVDブック「レイジーマン物語ータイの森で出会った“なまけ者”」(ゆっくり堂) ​​>>長いプロフィールを見る(ゆっ

    辻信一プロフィール | ナマケモノ倶楽部
  • ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな

    それぞれ数多くの論文を発表し高い評価を得ているアセモグルとロビンソンが「経済成長はどのような条件で起こるのか?」という大テーマについて論じた。読もうと思いつつも今まで手が伸びていなかったのですが、授業でこのと似たようなテーマを扱うことになったので、文庫版を手に入れて読んでみました。 目次は以下の通り。(第1章〜第8章までが上巻、第9章以降が下巻) 第1章 こんなに近いのに、こんなに違う 第2章 役に立たない理論 第3章 繁栄と貧困の形成過程 第4章 小さな相違と決定的な岐路―歴史の重み 第5章 「私は未来を見た。うまくいっている未来を」―収奪的制度のもとでの成長 第6章 乖離 第7章 転換点 第8章 領域外―発展の障壁 第9章 後退する発展 第10章 繁栄の広がり 第11章 好循環 第12章 悪循環 第13章 こんにち国家はなぜ衰退するのか 第14章 旧弊を打破する 第15章 繁栄と貧

    ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな
  • 日本の経済政策 -小林慶一郎 著|新書|中央公論新社

    「失われた30年」をいかに克服するか 小林慶一郎 著 「失われた三〇年」とも言われる長期停滞から抜け出せない日。なぜこれほど長く低迷が続いたのか。日経済をバブル崩壊から振り返り、繰り広げられた論争と、実施された政策をマクロ経済学の見地から検証する。一九九〇年代の不良債権処理、二〇〇〇年代のデフレ論争、二〇一〇年代の世界金融危機。日はどこで誤ったのか。そして陥った苦境をどのように突破すべきか。将来への持続性につながる経済政策を提言する。 書誌データ 初版刊行日2024/1/22 判型新書判 ページ数288ページ 定価1012円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102786-3 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    日本の経済政策 -小林慶一郎 著|新書|中央公論新社
  • 文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫

    証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。 コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまうのだ。 二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。 彼はドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。 するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。 巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作ノンフィクション‼ 作に描かれた衝撃の実話が映画化‼ カンザス~ニューヨーク間

    文春文庫『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』マイケル・ルイス 渡会圭子 東江一紀 | 文庫
  • ドキュメント 異次元緩和 - 岩波書店

  • 石川経夫『所得と富』 - hiroyukikojima’s blog

    今回も引き続き、拙著『シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論』帝京新書の販促をしよう。これまで、これとこれとこれでもすでに販促のエントリーをしている。 シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論ー (帝京新書 004) 作者:小島寛之 帝京大学出版会 Amazon ついでながら、「早稲田大学エクステンションセンター」が提供する市民向け講座でもレクチャーをするので、先にそれをアナウンスしておく。 宇沢弘文の社会的共通資を考える | 小島 寛之 | [公開講座] 早稲田大学エクステンションセンター レクチャーは今年の2月に3回行われる。内容の要約は以下である。 宇沢弘文は日を代表する経済学者で、ノーベル経済学賞に最も近いと言われていました。主流派の経済学で多くの業績をあげたあと、制度学派という分野において独自の「社会的共通資の理論」を提唱しました。「社会的共通資の理論」とは、

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  • 東浩紀『訂正可能性の哲学』 - 西東京日記 IN はてな

    『ゲンロン0 観光客の哲学』の続編という位置づけで、第1部は『観光客の哲学』で提示された「家族」の問題を、書で打ち出される「訂正可能性」という考えと繋げていく議論をしていきますが、第2部は『一般意志2.0』の続編ともいうべきもので、『一般意思2.0』で打ち出された考えが「訂正」されています。 第1部の議論については個人的には乗れないところもあります。 一番の大きな理由はクリプキが『ウィトゲンシュタインのパラドックス』で出してきたクワス算の例を使っているからです。書の59pの註30でも書かれているように、クリプキの議論はウィトゲンシュタインの解釈としては不適当だと思いますし、たとえウィトゲンシュタイン解釈を別にしたとしても、クリプキの議論にはあまり意味があるとは思えないからです。 確かに根源的な疑問や懐疑論には否定し難いものがあります。例えば、「この世界は歴史やその他諸々含めて今朝つくら

    東浩紀『訂正可能性の哲学』 - 西東京日記 IN はてな
  • 訂正可能性の哲学 特設ページ|東浩紀 著

    ゲンロン叢書014 東浩紀『訂正可能性の哲学』 2023年9月1日刊行 2,860円(税込) 364頁/四六判/並製 ISBN:978-4-907188-50-4 ※正誤表はこちら 第1部 家族と訂正可能性 第1章 家族的なものとその敵 第2章 訂正可能性の共同体 第3章 家族と観光客 第4章 持続する公共性へ 第2部 一般意志再考 第5章 人工知能民主主義の誕生 第6章 一般意志という謎 第7章 ビッグデータと「私」の問題 第8章 自然と訂正可能性 第9章 対話、結社、民主主義 実践的理性とはこう使え、といえるような「役に立つ」哲学書である。(鹿島茂・フランス文学者) ──『週刊文春』9月28日号より 東がたどりついたのは[……]人間の複雑さを肯定し、実直で、地に足をつけて少しずつであっても変革に向かうための哲学である。(石戸諭・ノンフィクションライター) ──『週刊現代』9月30日・1

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  • シン・経済学 - hiroyukikojima’s blog

    前回のエントリーでお知らせしたように、ぼくの新著が刊行される。刊行まであと一週間ぐらいになったので、販促を始めようと思う。タイトルは『シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論』帝京新書である。 シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論ー (帝京新書) 作者:小島寛之 帝京大学出版会 Amazon 帯には、『宇沢弘文氏没後10年・森嶋道夫氏没後20年』特別企画、とある。実際、書の中には、宇沢先生の思想と森嶋先生の思想をふんだんに書き込んである。書はお二人へのオマージュであり、その一方で、経済学への新しいアプローチの提案の書でもある。 まだ刊行前の今回は、目次と各章の簡単な要約をさらそう。 「はじめに」 この章では、日の「見えざる貧困」について解説している。参考にしたは、阿部彩『弱者の居場所がない社会』、阿部彩・鈴木大介『貧困を救えない国日』、石井光太『日貧困のリアル』

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  • 整数の中のランダム性 - hiroyukikojima’s blog

    今年は、夏からあまりに忙しくて、このブログを更新する時間が取れなかった。 忙しさの最も大きな要因は、新書を書いていたことだ。しかも、普通の新書とはわけが違う。ぼくの勤務する帝京大学が、このたび、帝京大学出版会を立ち上げる運びとなった。そして、帝京新書というブランドを新設し、新書市場に参入することとなった。その第一弾の1冊をぼくが書くことになったのだ。その新書は、『シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論』である。 シン・経済学貧困、格差および孤立の一般理論ー (帝京新書) 作者:小島寛之 帝京大学出版会 Amazon タイトルは編集者がつけた。ぼくには恥ずかしくてこんなタイトルはつけられない。まあ、ぼくも庵野監督のファンだから、拒否まではしなかった。 このについては、刊行時期が近づいたら販促しようと思う。 もうひとつ、忙しさをちょっとだけ担ったのが、NHKの番組への出演だ。それは

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  • ジェンダー格差 -牧野百恵 著|新書|中央公論新社

    実証経済学は何を語るか 牧野百恵 著 歴史文化・社会的に形成される男女の差異=ジェンダー。その差別には近年批判が強く集まる。書は、実証経済学の成果から就業、教育歴史結婚、出産など様々な事柄を取り上げ、格差による影響、解消後の可能性について、国際的視点から描く。議員の女性枠導入=クォータ制が、質の低下より無能な男性議員排除に繋がる、女性への規範が弱い国ほど高学歴女性が出産するなどエビデンスを提示。旧来の慣習や制度を問う。 書誌データ 初版刊行日2023/8/21 判型新書判 ページ数248ページ 定価990円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102768-9 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

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  • 【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(57)

    第57回 阿片周辺の物事と人々 『特務機関長 許斐氏利』(牧 久 著、ウェッジ) 前回からの2か月で、日政治の様相は大きく変化してしまった。7月10日の参議院選挙を控えた7月8日、安倍晋三元首相が選挙応援演説で訪れた奈良市で暗殺された。逮捕された犯人がカルトの旧統一教会に生活を破壊された経歴をもち、「カルトと結んだ安倍元首相を殺そうと思った」と供述したことから、自由民主党と旧統一教会との関係が一気にクローズアップされた。安倍政権第二期のあたりから安倍元首相は旧統一教会との関係を深め、選挙に利用していたのである。その影響は暗殺から2か月近く経った今も続き、岸田政権を揺さぶっている。 この暗殺に私は大きなショックを受けた。というのも、参議院選挙に当たって「いったいなぜ自民党はかくも変質してしまったのか」と考え続けていたのである。気が付けば私は小学生の頃、三角大福の1970年代初頭から自民党

    【裳華房】松浦晋也の“読書ノート”(57)
  • 次世代の実証経済学|日本評論社

    序 章……大塚啓二郎・黒崎卓・澤田康幸・園部哲史 ______________________________ 第Ⅰ部 実証経済学における信頼性革命の意味と意義 ______________________________ 第1章 ミクロ実証研究における世代交代……澤田康幸 【コメント】来たるべき「第三世代」の実証経済学研究を考える ……會田剛史 【リプライ】第三世代の実証経済学に向けて……澤田康幸 第2章 実証経済学の政策への実装……園部哲史・黒崎卓 【コメント】経済学の社会実装に向けて ――最新の研究動向と残された課題……後藤潤 【リプライ】政策担当者の意思決定プロセスと研究者に必要な工夫 ……園部哲史・黒崎卓 第3章 これからの実証経済学における課題 ……大塚啓二郎・樋口裕城・鈴木綾 【コメント】「実態」というジャングル、その歩き方について ……山﨑潤一 【リプライ】「実態」というジ

    次世代の実証経済学|日本評論社
  • 「データにのまれる経済学」書評 理屈と現実の間で揺れ動く学問|好書好日

    ISBN: 9784535540385 発売⽇: 2023/06/26 サイズ: 19cm/328,14p 「データにのまれる経済学」 [著]前田裕之 もともと経済や社会の仕組みを探求する経済学には、その理論を検証するデータが不足していた。ある地域の経済の活発さという基的な情報でさえ簡単に手に入らない状況では、研究は理論モデルの考察に偏る。英語が不得手な非英語圏研究者が活躍できるのは、数学を駆使する分野にさらに偏る。「理論家ニ非(アラ)ザレバ経済学者(ヒト)ニ非ズ」という「理論信仰」は、こと日では極端に強かった。それが最近大きく転換しており、書を読むとその変わりようを実感できる。 書が類書と異なるのは、研究者ではなくライターが執筆している点だ。日では研究者と一般をつなぐ層がどの分野でも薄い。必然的に、研究者が執筆した解説書が増え、自らがかかわる分野の紹介が多くなる。書は、研究と

    「データにのまれる経済学」書評 理屈と現実の間で揺れ動く学問|好書好日