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ブックマーク / antonin.exblog.jp (53)

  • エイプリルのバカ | 安敦誌

    コートの内側にボタン留めのインナーを入れていたのを、旧暦の四月一日頃に外した。四月朔日姓を「わたぬき」さんと読むので、古い時代にも似たようなことをしていたのだろう。たまたま今日の日付は新暦の4月1日なので、ちょっと嘘を書こうと思ったが、あまりネタレベルまで練ることができなかった。適当に羅列する。 -- 「モールスマウスドライバ」 Appleが世に導入した技術の中で、一番醜いものが「ダブルクリック」だと思う。IEEE1394とかもあるが、まああれはUSBを生んで引退したので別にいい。 Macintoshが登場した当時、そのGUIのインターフェイスを一手に担っていたマンマシンインターフェイスは、ワンボタンのマウスだった。ワンボタンで、いかにもシンプルそうだが、GUIはそこまで洗練されていなくて、結局はダブルクリックとホールド(長押し)という、時間軸方向で複雑な操作をユーザーに要求することになっ

    heis101
    heis101 2014/02/22
    “時間軸アクションというのは物理界にはなかなか存在しない現象であって、決して直感的ではなく、「シンプルな」ワンボタンデザインの代償として作り上げられた、ひどく不自然な動作でしかない。”
  • 労働の市場化と雇用の市場化を | 安敦誌

    解雇規制が強すぎることが日企業の進歩と発展を阻害しているという意見があって、これを解決するためには解雇規制の緩和が必要である、という意見をよく目にする。この考え方には基的には同意するけれども、解雇規制の緩和が理論通りに企業の進歩と発展に寄与するためにはいくつかの暗黙的な前提条件があって、現状の日社会ではそれらの前提条件のうちいくつかが成立していない。そのため、解雇規制だけを一方的に緩和すると、企業の進歩と発展は阻害されたまま変わらず、民間企業は衰退し、景気は悪くなり、公務員だけが増加するようになる。このあたりを少し考えたい。 まず、解雇規制を緩和すると、企業が労働者を選別できるようになる。不要な労働力を市場に流し、また市場から必要な労働力を購入することができるようになる。このためには、まず正常な労働市場の存在が前提となる。まず、労働市場が存在するためには、捨てる神あれば拾う神あり、つ

  • 「考える生き方」を読んで | 安敦誌

    装丁が懲りすぎて、Kindle版だと序文が全部ビットマップになってしまっている。これはひどく読みづらかったが、すぐに終わったのでなんとかなった。 で、冒頭部分は引き込まれるように読んだのだが、子供が生まれたあたりからは、集中して読めなくなった。そして、流し読みで最後まで進み、山七平だの吉隆明だのがどうのこうのというあたりをちょっと読んで、ひとまず読書が終わった。感想を単刀直入に書くと、「打ちのめされた」というのが一番近い。ご人の評とは正反対の着地点だったわけで、しかも読もうとした当初は、五割差し引いても大筋はご人の言うような感じだろうと思って読み始めたので、この結果には精神的にかなり参った。 私は中学受験に放り込まれた経験があるので、賢い奴はやっぱり賢いのだな、というのを11歳のときには骨身に染みて実感していた。そして中学受験が終わって進学先も決まり、小学校の卒業式の日が私の12歳

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    heis101 2014/02/19
    「まかりまちがっても、最初にフルスペックの装備を与えられ、それを消費して摩滅していき、最後は寂しく消えていくというスタイルのゲームは存在しない。そんな苦痛に進んで向き合おうとする人間などいない。」
  • 憲法改正に賛成する理由 | 安敦誌

    なぜ改憲が必要なのか、というような言い方でも良かった気もするけれど、まぁ、あくまで個人的な意見ということで。 個人的に、「憲法改正に賛成ですか、それとも反対ですか」という質問があったら、「賛成」と回答すると思う。ネット上に公開されている自民党の草案に賛成かと問われたら「反対」と言うだろうけれども、ともかく改憲の必要は強く感じる。その理由は憲法のせいで自衛隊という名の軍隊を集団的自衛のために海外派遣できないから、ではない。 2期目の首相に返り咲く前の安倍さんの言葉を聞くと、日国憲法第9条のせいで日は世界秩序維持のために紛争地帯に軍隊を派遣することができず、そのために首脳会議などで恥をかくから嫌だというようなことを言っていた。日国憲法を「みっともない憲法」とする理由の一つはそこにあるのだろう。他にも、個人と国家の権利定義で個人に重きを置きすぎているとか、日の国体が民主制ではなく立憲帝制

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    heis101 2014/02/19
    “こういうことを言うと、じゃあお前は時速60キロ制限の道路を一度も1キロもオーバーせずに走っているのか、そんなノロノロ運転をする奴はかえって迷惑だ、という話が、日本の場合は出てくる。”
  • 反骨って難しい | 安敦誌

    どんな社会にも、社会の常識っていうもんがある。同調圧力もある。これは、真社会性動物の一種である人間の先天的な性質に基づくもので、どうしようもないものなんだろうと思う。ただ、すべての個体がこの同調に一致して一糸乱れず動くのかというと、そうでもないというあたりが人間の面白さであり、厄介さでもあるのだと思う。 昔、エジプトからメソポタミアにかけて広がる文明世界が発生した。その地域には古くから、部族の神が他のどの部族の神にも優越すると信じる牧畜を主体に生活する部族があった。その独立心旺盛な部族も、いつしか拡大する文明世界の中に飲み込まれていく。文明世界に飲み込まれていく中でも自分たちの部族の独立性を確保するために、よくよく考えた人たちが、自分たちが守るべき戒律を考えた。 そしてその末裔たちには、そういう戒律は面倒だと感じる人もいれば、そういう戒律が素晴らしいと感じる人もいたが、それぞれの世代に属す

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    heis101 2014/02/19
    “「自分の頭で考えて、その答えが世間の常識と違っていてもいい」というのと、「世間の常識と違う答えを出せないあなたは自分の頭で考えられない愚か者である」と断罪するのとでは、かなり意味が違う。”
  • 統計学は最恐の学問である | 安敦誌

    ちきりんがアンケートを取って、集計グラフを描いたりなんかしている。そこに何やら臭くて面白いものがあったので、統計学の話なども絡めて書こうと思っていたら、長くなりすぎて収集がつかなくなった。これから風呂に入って洗濯して、明日は書類を書いたり無線LANのレイアウトを変更したりしないといけない。時間がないので手短に。 -- 未来の働き方アンケート (001) 結果サマリー 2/2 - Chikirinの日記 ここに出てくるグラフの一部に手抜きがあり、そのためにちょっと奇妙な結論が導かれています。 そして、その比率を年代別に比べて見れば、若いほど「フルタイムワークは、せいぜい50代まで」と考えているとわかります。20代の人なんて、半分の人が50代までで・・・と回答しています。 まじですか。さすが、ちきりん読者! ですね・・。 とはいえ、年を取るごとに「フルタイムワーク終了年齢」が上がってくるのは、

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    heis101 2014/02/19
    “統計学とは、人間の主観的洞察力を全て排除するところから入らないといけないので、主観的洞察力のある人間にとっては扱いが難しい。”
  • つまらない話など | 安敦誌

    いいね、またChikirinが極論全開になってる。いいと思う。 「AともいえるがBともいえる」とか言う人の役立たなさ - Chikirinの日記 これは、論理的には先日ここで書いたこれに似た意見になっている。 断言 : 安敦誌 結論は逆方向に見えるけど。逆方向に「見える」というのは、総論としては賛成なんだけど、各論としては反対だから。つまり、断定的な極論を唱えて、ともかくも決断を下すのが正しいとしているのは、ちきりんも私も同じ。「断定か」「相対主義か」で比べれば、断定するほうが正しいと思っている。ただ、量的な判断を加味すると、a)結論を出さない相対主義者がゼロの場合と、b)社会の片隅に少数いる場合と、c)社会の中心にあふれている場合だと、c)は最悪という意見は共通しているが、一方でa)の状況よりはb)のほうが健全だと、私は思っている。ちきりんはきっとそこまで考えていない。彼女が何かを判断す

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    heis101 2014/02/19
    「つまり、「客観的であるほうが主観的であるより優れている」という先入観が正しくない。理解よりも決断を優先するなら、客観的に物事を見てはいけない。決断は常に主観から生まれる。」
  • 都知事選について | 安敦誌

    少し時間があるので簡単に。 今は東京都に住民票を置いているので選挙権があるのだけれど、事前には、棄権するか、「猪瀬直樹」と書いた無効票を投じるかのどちらかにしようと決めていた。つまり、有効票を投じた人に白紙委任するという態度に決めていた。都知事選の場合は当選者が1名なので、議会選挙などと違って、当落ラインすれすれのあたりで変な人が潜り込むということがない。そういう意味で今回は投票権者の総意を信頼していたので、その結果として舛添さんが当選しようと、田母神さんが当選しようと、赤坂さんが当選しようと、そこは公正な選挙の結果に従おうと決めていた。 雑に言うと、今回の知事選そのものについてはどうでもいいと思っていた。一方で、なぜ今選挙をさせられるのかという経緯については大いに考えていた。過去最多の、400万票を超える得票で、直接公選制によって選ばれた知事が、リコールなどの正当な手続きを経ることなく、

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    heis101 2014/02/19
    「過去最多の400万票を超える得票で直接公選制によって選ばれた知事が、リコールなどの正当な手続きを経ることなく、公定任期のわずか1/4ほどの期間で、マスメディアなどの圧力によって辞任させらたというプロセス」
  • 個性、あるいは正常と異常について | 安敦誌

    いろいろな精神状態を渡り歩いてきて気付くことは、他人の目から見てどれほど異常に見える精神状態や行動であっても、その人の主観的な立場から見れば、その選択や行動というのは常に合理的なのだな、というあたりかと思う。 -- 子供が大人になる過程で、あるいは大人が老人になる過程でもいいのだけれど、どこかでアンパンマン問題(なんのために生まれて、なにをして生きるのか)を解く必要がある。この問題は「明日の天気はどうなるか」という問題に似ている。「明日の天気は」という問いに対する答えは、どこの地点の話なのか、具体的に何年何月何日の話なのかという、個別の前提によってすべて答えが異なる。これと同じように、誰のどういう状況における問題なのかという違いによって、アンパンマン問題もそれぞれに個別具体的な問題になる。当然普遍的で唯一の解などないし、自信を持って得た解でも結局は外れだったという可能性さえ残される、そうい

  • ちきりん読み比べ | 安敦誌

    以下、一度没にした文章を若干手直しして再掲したものです。 -- 最近は2ちゃんねるのまとめサイトくらいしか読んでなかったのだけれど、久しぶりに自宅でアルファなブログなどを読んでみたので、感想を。当はfinalventさんの愚痴にも反応しようとしたのだけれど、途中で面倒になって蔵にしまった。そのうち出てくるかもしれないし、そうならないかもしれない。 「税と年金の一体改革」 ちきりん私案 - Chikirinの日記 人生の一発逆転という悲しい夢 - Chikirinの日記 この二つの意見が、根のところで鋭く矛盾してるんだよ、というところを書きたいのだけれども、題はちょっとあとに回して、まず日の税制というか社会保障というか、そこらへんの意見から。外国の税制について詳しくないので、これは日の税制と、理論的にありがちな話との比較なのだけれど、日の税制には二つの特徴があると思う。それは、日

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    heis101 2011/08/04
    「宝くじは、確率的に正しく設計し、ある程度規模を大きくすれば、何も生産しなくても確実に儲かる手法として知られており、国内では法令で許可された機関以外がこれに該当する商品を販売することはできない。」
  • 形而上下の閾値 | 安敦誌

    職場の関係で平日から酒を飲んで帰ってきた。翌日も仕事がある大人の飲み会なので泥酔することはないが、それなりに時間をかけてそれなりの量の酒を飲んだ。帰りの電車で、読書のペースが一向に上がらない「宇宙創成はじめの3分間」を読んだ。不思議なことに、こういう系統のを読むときは、ある程度酒を飲んでからのほうが読みやすい。 酒の飲みはじめというのは酩酊が徐々に進んで言葉が多くなり、読書どころではないのだけれども、飲みはじめからだいたい3時間も経過すると、飲酒のペースは遅くなり、同時に言葉のペースも落ちてくる。この状態で一人になって帰宅することになる場合が多いのだけれども、こういう場合というのは酒の入っていない状態よりもむしろ思考が冴えて、哲学的なことを考えやすくなっている。 哲学というのが何を指すのか当のところはわからないけれども、今で言う哲学というのは、形而上学のことではないかという気がする。「

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    heis101 2011/05/30
    「多くの人にとって自動車の走行や飛行機の飛行はphysicsだが、宇宙飛行にもなるとmetaphysicsになるし、文献や遺構の残る時代の歴史は physicsになりうるが、先史になるとmetaphysicsにならざるを得ない。」
  • 続・巨大数への冒険 | 安敦誌

    以前、テトレーション(tetration)とかペンテーション(pentation)という、加法・乗法・指数という連鎖の更に上を行く計算について考えてみたことがあった。 安敦誌 : 巨大数への冒険 これは、特に参考資料を使わずに、記号表現だけは既存のものを借りてきて、アイデアを元に素朴な算数を展開したものだった。個人的にはこのレベルでも十分に冒険だったのだが、世の中には近代的な装備に身を包んで格的な冒険を展開している人がけっこういるらしい。ちょっと面白い文章を見つけたので拾っておく。 巨大数論(PDF) 今のところ話の流れを追う程度しかできていないが、非常に丁寧に書かれているので、真剣に読み解けば理解できそうな感じはする。この文書によれば、テトレーションやペンテーションというのは「原始帰納関数」といって、爆発的に増大する関数の中では一番基的なものに過ぎないということだった。話は「2重帰納

    続・巨大数への冒険 | 安敦誌
    heis101
    heis101 2011/02/26
    「この文書によれば、テトレーションやペンテーションというのは「原始帰納関数」といって、爆発的に増大する関数の中では一番基本的なものに過ぎないということだった。」
  • 尖閣ビデオとか | 安敦誌

    夜のうちに全部見た。ただ、どうなんでしょう、核心部分は船長の身柄拘束に至る最終段階なんだという話もあって、そこまで公開してしまうことになるのか、あるいはここまで見たんだから満足しなさいよ、となるのか。 陰謀論ファンとしては、下記のような事案を目立たなくするための煙幕という説に一票投じたいところだけれど、まぁこのくらいのニュースなら偶然で説明付くし、ちょっとインパクトが弱いか。ところで私学も無償化、というか就学支援金の支給対象になるんでしょうか。でないとバランスの悪い話になるのは確かだなぁ。 高校無償化:朝鮮学校、支援の対象に 文科相が審査基準、全10校満たす - 毎日jp(毎日新聞) そういえば先日のクローズアップ現代はWikileaksがテーマだった。日の国家機密が流れるような体制なのはヤバイとかそういう懸念も聞かれるけれども、米軍も含めて機密漏洩のリスクというのはどこでも高まっている

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    heis101 2010/11/07
    「日本の国家機密が流れるような体制なのはヤバイとかそういう懸念も聞かれるけれども、米軍も含めて機密漏洩のリスクというのはどこでも高まっているらしい。」
  • 散財ほか | 安敦誌

    邦のアナログテレビ放送も残すところ半年余りとなり、とうとう我が家にもデジタル対応のテレビが届いた。集合住宅なのでアンテナは早くからデジタル対応が済んでいて、BSと110°CSのIF信号も配信されている。BSはまぁ分かっていたのだけれども、CSのチャネル数に舌を巻く。ナショナル・ジオグラフィックとかディスカバリーなんかには惹かれるが、月極で契約するほどゆったりとテレビを眺めている余裕もないだろう。 テレビ周りの配線を一通り接続して映像を見ていると、画面のど真ん中に画素欠陥がひとつだけあって目立つ。液晶デバイスでは数点の画素欠陥は不良にカウントされないのだが、一応クレームを付ければ初期不良として交換されるのだろう。だが、この大きな物体を再梱包して送り返して交換する作業自体が面倒で、1メートルも離れれば認識不能の画素欠陥については、忘れてしまうことにした。 手持ちのDVDなども再生してみたが、

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    heis101 2010/10/13
    「百物語 (新潮文庫)杉浦 日向子 / 新潮社」「皮がめくれ上がっていないから、これは死んでから切り落とした首だ、なんてことが分かってしまう女性というのは、日本中で何人くらいいるのだろう。」
  • 妄想に近い雑談 | 安敦誌

    「『区別できない』という能力」というタイトルでネタが浮かんだが、子守をしながら1時間ほど考えていたら頭が疲れたので後日。ホメオパシーについても少し考えていたが、やはり後日。もう少し躁に傾いたら「ぶどうたろう」の初回あたりを書いてみてもいいような気がするが、このタイミングで躁転というのはそれはそれで具合が悪いので、あまり計画に入れないようにしよう。 -- 今までC/C++に活動範囲を限定してきたが、久しぶりに手元のPCでプログラムを組んでみたら、C++を使ってみたところでボトルネックがプロセッサ周り以外にたくさんあって、思うようなパフォーマンスを出すのは案外難しいということがわかった。だったらC#なんぞでもいいんじゃないかという気がしてきた。JavaScriptまでいくとまた階層がひとつ違うのでなんとも言えないが、ブラウザに近いというのは別のボトルネックが潰せるような感じもあって、それはそれ

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    heis101 2010/09/24
    「ヨメは私がスーパーへ買い物に行って5円分のポイントをもらい損ねると猛烈に悔しがるのだが、一方で時折こうした衝動買いをするので納得がいかない。まぁ動いているRoombaを眺めるのは楽しいので別にいいのだが」
  • マクロコスモスとミクロコスモス | 安敦誌

    子供の頃、寝床の中で眠れずにいろいろな考え事をしていると、とても小さなホコリのようなものが突然視界をふさぐほどに大きなもののように感じられて、その小さいはずの物の巨大さに圧倒される恐怖で冷や汗をかくというようなことが、ときどきあった。 よく、星空を眺めていると宇宙の広大さに比べて自分の抱えている問題がなんて小さいんだろうと気付いて気が楽になる、というような話を聞く。けれども私にはそういう原因不明の微小恐怖というような感覚があって、人間が実は矮小な存在であると気付いてしまうと、どちらかというと何かに押しつぶされるような息苦しい恐怖感を覚えてしまう。 宇宙の広大さを考えると気が楽になるという人は、人間の体がひとつの受精卵から分裂した数十兆の細胞からなる複雑な生命の集合体で、人間の意識が100億個を超える神経細胞の連携からなる中央集権的な情報処理の産物であるということを知ると、国家など軽く凌駕し

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    heis101 2010/09/12
    「そういう支配階級として、献身的な体細胞たちとの関係をいろいろ想像してみると、大規模な組織の支配階級に必要な感覚というものも、自ずと透けて見えてくる。」
  • 経済学について | 安敦誌

    学問には、大きく分けて二つの方向がある。ひとつは、絶対的な真理があって、一度その真理を発見すれば、不変であり普遍である真理に関する学説は揺るがない、というようなもの。これも学問の進歩によって定説が崩れることがあるが、それは古い説が間違っていたり正確さが不十分だったりしたためで、未知の真理を徐々に暴いていくという方向には変わりがない。物理学などはこの手の学問ということになる。 もうひとつの方向は、細かな知識や技術を作り出し、それを積み上げて体系化していくもの。あるいはそうして人間が積みあげてきたものに対する学問。ある時点で存在する知識や技術の限界がそういう学問の限界を規定するが、それは新しい工夫や発明によって書き換えられていく。古い知識は次々に陳腐化していくが、それは古い知識が間違っていたというわけでは必ずしもなくて、単に新しい知識の方が優れていたり、新しい技術が主流になったりして、古いもの

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    heis101 2010/09/10
    経済学と工学の共通点、みたいな話。「間違いであると否定された、というのと、状況が変わったので必要とされなくなった、というのは異なる。」
  • 不慳貪戒 | 安敦誌

    「慳」というのは、すでに所有しているものを手放したくないという欲。「貪」というのは、まだ所有していないものを手に入れたいという欲。 これを避けて不慳貪に生きるよう仏法は説くのだけれども、それでは何も手許に残らないじゃないか、というと、そうでもないようだ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれというか、塞翁が馬というか、手放すことで初めて得られるものというのもあって、そういう常ならぬ流れの中に身を置いても、案外に何も残らないということはないらしい。 あの比較的毒舌なラ・ロシュフコー閣下の箴言の中にも、「貪欲は気前のよさ以上に理財の道に反する」というものがあって、ある程度は呼び水を流さないと経済というものは回らず、経済が回らないと財も成らない。倹約というのはだいたい良いことなのだけれども、これが吝嗇になると不徳になる。その境界がどこにあるのかというと難しい判断になるのだが、だいたい中道とか中庸というもの

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    heis101 2010/08/27
    「「慳」というのは、すでに所有しているものを手放したくないという欲。「貪」というのは、まだ所有していないものを手に入れたいという欲。これを避けて不慳貪に生きるよう仏法は説く」
  • 似て非 | 安敦誌

    縄文人の勝ち - Chikirinの日記 なんだか、この人とは発想が似ているような気がする。 安敦誌 : 最近の若い者ときたら・・・ 一票の格差の話も書きそうになった。代わりに、参院選の面白いところは小選挙区制と中選挙区制と比例代表制が全部混ざってる点、というようなのを書こうと思ったけど、結局退屈になってやめた。 自分で書いたものを読んで退屈に思うというのは、書いた文章の良し悪しというよりも、読んでいるこちらの気分というか内分泌というか、そちらの方の影響を濃く受けるもので、つまりは相変わらず具合が悪い。 暑いですねぇ。

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    heis101 2010/08/27
    デジャブ  「なんだか、この人とは発想が似ているような気がする。」
  • 道すがら | 安敦誌

    雑感(302) 雑談(151) 妄想(126) ニュース(96) 散財(77) web(65) おバカ(59) 検索(54) 親バカ(45) 日語(41) PC(40) 季節(39) 昔話(35) 信仰(31) 政治経済(29) イベント(27) 言語(25) 音楽(24) 言い訳(22) ビール(15)

    道すがら | 安敦誌
    heis101
    heis101 2010/08/27
    「退屈なのは世の中か、自分か」「ricoh」