東北大学は学生の挑戦を応援するクラウドファンディングを始めた。若い世代向けに切り口を変えた震災映画プロジェクト、個別の部活動を連携させる体育部イベント、東北学生演劇祭の企画など8件を選んだ。新型コロナウイルス感染症で停滞した学生活動を、ウェブ上での獲得金額に東北大学基金を組み合わせ、最大各50万円で後押しする。 この企画「ともに・プログラム」(略称・ともプロ!)は同大基金が中心になり運営する。基金ホームページを使ったクラウドファンディングや情報発信、卒業生などメンター(助言者)のアドバイスで支援する。 採択された「震災映画プロジェクト」は、従来の震災復興が地域の共同体的価値観に寄りがちで、若年層には受け入れにくい面があったことに着目。外国人学生の視点やフィクションを取り入れた短編映画を製作し、震災・復興を客観的・批判的に語り直す。 プロジェクトはほかに、学生のアントレプレナーシップ育成に向