関西学院大学などを運営する学校法人関西学院(兵庫県西宮市)は20日、創立150周年を迎える2039年を見据えた超長期ビジョン「KWANSEI GRAND CHALLENGE 2039」を発表した。27年度までの長期戦略も併せて策定し、学部教育や財政基盤を充実させるための具体的な数値目標を定めた。 創立150周年を迎える21年後の社会は超高齢化社会を迎える。18歳人口が3割減少し、AI(人工知能)によって社会や仕事のあり方が劇的に変化することが予想される。また、関西経済の地盤沈下が進む可能性があり、そのような中で、今後の学園像や人材育成のあり方を構想した。 キリスト教主義に基づく全人教育を建学の精神とする同学院。超長期ビジョンでは、「世界的課題の解決に挑む、『強さと品位』を持った人間を育てる」を教育理念に掲げた。「質の高い就労」「学生の質の保証」などに取り組むとともに、幼稚園から大学まで9つ
結婚願望がなかったのですが、50歳を前に寂しさを感じるようになりました。何人かと交際しましたが結婚したい人とはうまくいかず、心機一転、転職した会社で同年齢のすてきな男性に会いました。でも、好意を伝えると「性同一性障害で好きな男性がいる」と打ち明けられました。自分が恋愛対象外と知りショックで立ち直れず、顔を合わせるのもつらいですが、転職したばかりで会社を辞めたくないです。(49歳・女性) 以前、番組で婚活女性の話を聞いたんですが、婚活ってこんなに傷つくんだなあ、と知りました。サイトや業者に所属しても男性の出す条件に自分が当てはまって選ばれないと、なにもできないんですね。その度に「自分には価値がないんじゃないか」とヘコんでゆくんですって。条件はだいたい年齢やルックスだったりするんですが、会う前に知れることなんてそんなもんですもんね。
入試本番を迎え、気になるのは各大学の動向だ。そこで難関大の最新志望状況を検証してみた。学科別の難易度も見据えながら、最終的な志望校選びの参考にしていただきたい。 今春の大学入試の志願者は国公立大が減少し、私立大は前年並みに落ち着きそうだが、難関大はどのような状況が見込まれるのか。ベネッセコーポレーション初等中等教育事業本部教育情報センター長の渡邉慧信さんに聞いた。 「東大など旧七帝大に東京工業大と一橋大、神戸大を加えた難関国立10大学全体の、模試における志望者指数は国公立大全体を上回っており、国公立大不人気の中、人気を維持しています。私立大も早慶上智、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)の合計の指数は私立大全体より高い状況です」 個別の大学はどうなるのか。駿台教育研究所進学情報事業部長の石原賢一さんは、東北大に注目して
横浜市認定「横浜マイスター」の称号を持ち、同市港北区で「光ステンド工房」を営む平山健雄さん(68)が、仙台市青葉区の東北学院大の礼拝堂にあるステンドグラス「昇天」の修復に取り組んでいる。平山さんと同大の調査により、「昇天」はかつて横浜市中区の教会「横浜山手聖公会(横浜クライスト・チャーチ)」にあったステンドグラスと同じ工房でつくられ、ほぼ同じ図柄の“兄弟”に当たると判明。横浜のステンドグラスは1945年の横浜大空襲で焼失しており、平山さんは「昇天」を見本にして「いつか復元したい」と構想を抱いている。【杉山雄飛】 修復中の「昇天」(縦約4メートル、横約3メートル)は同大のラーハウザー記念東北学院礼拝堂の祭壇上方にあり、32年に設置された。20枚のパネルで五つの窓を構成し、赤い衣を着たキリストが2体の天使とともに天に昇っていく姿を表現。その様子をユダを除く11人の使徒が見つめ、背景には夕焼けに
高校進学率が100%に迫り、1970年代半ば以降生まれの世代では大学進学率がほぼ50%で推移している。今後も維持されるだろうこのような現実を、社会学者の吉川徹氏は「学歴分断社会」と名付け、大卒層と非大卒層の間に「ガラスの天井」があるという。 高校卒業後の予定進路を親の年収別にみた調査では、4年制大学への進学予定者の割合は年収が高いほど高くなる一方、専門学校への進学予定者は年収が低いほど高くなる傾向にあるという調査結果もある。 大学等への進学機会の格差がより顕著に表れている現実もある。何らかの事情により家庭で暮らせない子どもを受け入れる児童養護施設では、大学等の進学率はいまだ12・4%。高校卒業後に就職する者は全高卒者のうち18%であるのに対し、児童養護施設の子どもでは70・4%にのぼる。
日本の研究力に黄信号がともっている。ノーベル賞の自然科学分野での日本の受賞者(米国籍を含む)は2000年以降、17人を数え、欧米諸国と肩を並べたかのように見える。だが、日本発の論文数は減り、学生にとって「研究者」は魅力的な進路でなくなっているのが実情だ。科学技術立国・日本の復活には何が必要か。 「選択と集中」による弊害 小林信一・科学技術政策アナリスト 「日本の研究力低下」は今に始まった指摘ではない。10年以上前から「かなり危ない」と言われ続けてきた。発表された研究論文数や、引用される論文数といった各種指標で日本のピークは1997年前後だった。その後、中国が急激に伸び、主要な欧米諸国も指標がそれほどには落ちない中、日本だけがずるずると落ちていった。 つまり、日本は20年間手を打たなかった、あるいは何か失敗があったということだ。「失われた20年」の間に何があったか。皮肉にも、日本の科学技術政
中国の大都市における教育環境は発展しているが、農村との格差は依然として大きいという。東京大大学院の阿古智子准教授(現代中国社会学)に中国が抱える教育現場の問題点を聞いた。 中国の社会保障制度は国全体で統一されておらず、財政力の異なる地域間の教育格差の解消は難しい。地方には中央政府が立てる目標を達成するための十分な財源はなく、限られた予算を集中させる重点校は作れても平均的な底上げはできない。このため北京や上海など大都市と農村で教師やカリキュラムの質に相当な差が生まれてしまう。 数年前に調査した雲南省の山村の小学校は、教師不足から入学者を数年に1度しか受け入れられず、教師1人が4年生までの20人ほどを受け持っていた。高学年になると別の離れた学校に通うが、諦めて途中で学校をやめる子もいた。
加計(かけ)学園の獣医学部新設計画について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の専門委員会で審査に携わった複数の委員が毎日新聞の取材に応じ、「獣医学部新設の前提となる4条件を満たしていない」との認識を示した。設置審の答申を受け、文科相は11月に認可したが、1人は「本来なら来年度も再度審査すべきだった。時間切れになった」と語り、来春開学の日程が優先されたことを示唆した。 文科省は27日、今年度の設置審の議事要旨を公開した。加計学園に関する記述は17行しかない上、獣医学の専門家が実質的な審査をした専門委員会(14人)の議事要旨は「自由闊達(かったつ)な意見交換を妨げる」などを理由に非公開とされた。
<ピックアップ> 自然科学分野だけでなく、人文社会分野も含めた、全分野の研究活動を支える文部科学省の科学研究費補助金(科研費)で、新規の採択率が下落の一途をたどっている。今年度の科研費は総額2117億円でほぼ昨年度並みだったが、新規採択率は昨年度比1・4ポイント減の25%。政府は2020年度までに30%へ引き上げることを目指しているが、年々「狭き門」となっている。 科研費は政府が支出する代表的な研究費。研究者個人が研究テーマを申請し、日本学術振興会の審査で採択される。文科省によると、今年度は新規で10万1247件の応募があり、2万5313件が採択された。新規採択率は6年連続の下落で、11年度の28・5%から今年度は25%に下がった。
ジャーナリズムを学びたい 抱き続けたひそかな夢 人にはそれぞれ思い出の場所があります。今回はそんなお話です。日本に来てからの私にとってもう一つのふるさとのような、特別な場所。それは私の母校、早稲田大学です。 日本に来る前、私は中国・天津のテレビ局でアナウンサーをしていました。スタジオで原稿を読んだり、番組の司会をしたりする仕事がメインでしたが、局を飛び出し、外でロケや取材をすることもよくありました。その時、さまざまな人と触れ合い、話を聞いたことで、次第にある思いが私の中で膨らんでいきました。いつか原稿を読むだけではなく、自分が出会った人たちの思いや情熱を、自分の言葉で世の中に伝えたい。そんな夢を、ひそかに抱くようになったのです。 来日して日本語を学び、自分のこれからのことを真剣に考え始めた私は、多くのジャーナリストを輩出し、ジャーナリズムの研究にも定評がある早稲田大学に目標を定めました。正
学際的な対話を通して今後の地球倫理のあり方を考えるシンポジウム「回勅『ラウダート・シ』と統合智の地平」(地球システム・倫理学会主催)が11月11日、上智大学四谷キャンパス(東京都千代田区)で開催された。フランシスコ・ローマ法王が2015年に環境問題への対処指針を示した回勅(重要文書)をもとに、グリーフケア(悲嘆へのケア)、実践宗教学、神学、生命倫理学、地球環境学などの視点から4時間を超える熱い議論が交わされた。 法王はこの時の回勅「ラウダート・シ-ともに暮らす家を大切に-」で、地球温暖化について「今世紀に大規模な気候変動と、生態系の未曽有の破壊が起き、深刻な結末を招きかねない」と警告。また「私たち共通の家」である地球が「巨大なゴミ集積場と化し始めている」と指摘した。 さらに法王は「富裕国による大量消費で引き起こされた温暖化によって、貧困地域が気温上昇や干ばつに苦しんでいる」として、先進国に
始まりは知への欲求 ものの由来を知ることは大切だ。それは面白いだけでなく、当たり前だと思っている現状を、異なる観点から見直すきっかけを与えてくれる。 たとえば、哺乳類の中耳には「つち骨」「あぶみ骨」「きぬた骨」という三つの小さな骨があり、それらが鼓膜に連動して音を聞く役目を果たしている。この仕掛けは絶妙であり、耳が聴覚のための装置であることは自明だ。ところが、中耳の由来を見ると、それは魚が陸に上がった後になって、空気を伝わってくる振動を音としてとらえるようになってからできたものであり、中耳の三つの骨は、実は顎(あご)の骨の一部からできてきたのである。 さて、大学という社会装置である。昨今は大学改革の一層の促進ということが叫ばれており、国立大学法人は(1)世界のトップを目指す大学(2)特定の分野で活躍する大学(3)地域貢献を果たす大学、の三つから一つを選び、それぞれの目標達成のための計画を立
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く