【2005年7月13日 NASA Mission News (1) / PENNSTATE Eberly College of Science News(2)】 7月4日テンペル彗星(9P/Tempel)への衝突を成功させたNASAのディープインパクト計画は、衝突させることだけが目的ではない。衝突後の様子を分析することによって新たな知見が続々と発表されている。ディープインパクト探査機のフライバイ機からは、彗星の表面が細かい粉に覆われている証拠がとらえられた。一方で、Swift(スウィフト)衛星の紫外線による観測では、インパクターが彗星の硬い表面に衝突したと考えられるという。様々な観測から、彗星についてこれまでにないほど様々な仮説が登場している。さらには、彗星だけでなく、火星のような惑星の歴史を探る上でも今回の衝突実験が役に立つという。 テンペル彗星はごつごつしたじゃがいもではなく、柔らかい