グーグルが「Evolution and Future Directions of Large-Scale Storage and Computation Systems at Google」(グーグルにおける、大規模ストレージとコンピュテーションの進化と将来の方向性)という講演を、6月に行われたACM(米国計算機学会)主催のクラウドコンピューティングのシンポジウム「ACM Symposium on Cloud Computing 2010」で行っています。 講演の内容を4つの記事(MapReduce編、BigTable編、教訓編、デザインパターン編)で紹介しています。この記事はMapReduce編の続き、BigTable編です。 分散処理に対応するBigTable 次はBigTableの説明に移ろう。BigTableは、大規模分散の半構造化データストアシステムだ。 グーグルでは多くの構造的