住民票を発行する自動交付機の設定を誤り、マイナンバー(社会保障・税番号)が入った100人分の住民票を交付した、と茨城県取手市が13日、発表した。総務省によると、マイナンバーをめぐるこうしたトラブルは初めてだという。 市によると、5~9日、マイナンバーを入れるかどうか本人の意思を確認しないまま、自動交付機で住民票に記載して発行した。市民から市に9日に連絡があった。システム変更を請け負った業者が設定を誤ったという。市も設定の確認を怠った。マイナンバーが入った住民票は、市が回収を進めている。市は、希望に応じてマイナンバーを変更する方向で検討している。