生活の党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、二審の東京高裁でも有罪判決を受け、最高裁に上告している新党大地の石川知裕衆院議員(39)が、議員を辞職する意向を関係者に伝えていたことが31日、分かった。裁判については上告を取り下げずに闘う方針。今後、十勝の民主党や連合、各地域の後援会と協議した上で最終判断する。 石川議員はこれまでも周囲に対し、裁判で潔白を訴えるためには「議員の立場にこだわり続けるつもりはない」と話していた半面、昨年12月の衆院選道11区で7万票を超える得票を得て、惜敗率で復活当選していることからも、「有権者の負託に応えるため、バッジを着け続け裁判を闘いたい」との考えだった。 新党大地の鈴木宗男代表は石川議員の上告を受け、3年後に衆・参同時選挙となる見通しが強いとした上で、3年の公民権停止期間を次期衆院選前に終わらせるため、夏までの上告取り