歓迎を受ける皇太子さま=スペインのコリア・デル・リオ、島康彦撮影ハポン姓の人たちと懇談する皇太子さま=スペイン・セビリア、中村信義撮影 【セビリア=島康彦、中村信義】日本との交流400周年を迎えたスペインに、日本を意味する「ハポン」という名字の人たちがいる。その数、1500人。400年前にスペインに渡った支倉常長ら「慶長遣欧使節団」の子孫とされる。14日夜(日本時間15日未明)、同国南部のセビリア市にハポンさんが集い、皇太子さまと懇談した。 使節団は1614年、セビリア近郊の市コリア・デル・リオに滞在。7人前後が帰国しなかったことが分かっており、郷土史家らは「子孫らが祖国ハポンを名乗り始めた」という説を唱えている。 ハポンさんたちも日本とのつながりを強く意識する。14日昼にコリア・デル・リオを訪れた皇太子さまを、ハポンさんを中心に1万人近くが出迎え、「ハポン!」コールを上げた。「支倉